私らしさは、幼稚だ。

眠いなぁ。眠いけど、やっぱり情けなくて堪らないので備忘録。

わたしはチームで働くことに向いてない。でも単独で凄まじい成果を出せるほどの力もない。いわゆる、単純に「扱いにくいやつ」だと思う。

自慢ではなく非常に冷静に、それなりに頭の回転は速い方だと思う。
その場で論点をそれなりにまとめて伝えていると思うし、自分が正しいと思うことは臆せず伝えている。その主張が、議論を正しい方向に導くこともある、と思う。

でも決定的に、恐らくほとんど全ての会議で感じるのは、私が圧倒的に「幼い」っていうことだ。

これはすごくすごく表現が難しくて、今まで明確に言語化できたことがないんだけど…たぶん私は、みんなが普通にできている、「流す」ということができない。

波風を立たせないように受け流すとか、笑ってとりあえず誤魔化すとか、人の言い方や行動に疑問や不信感を持った時に「まぁ、別にいっか」と思えない。

気になったことは全て「気になるデータベース」に保管されて、
データベースに記録された瞬間、今、ここで確認したくなることもあれば
将来のリファレンスとして「あの人はこういう言動行動を取る傾向にある人」だって記録されちゃって、その人と話すたびにピコーン!とそのデータが引き出されてきてしまう。

で、それが私にとっては普通なんだけど、たぶん周りから見ると普通ではなくて、
「なんかやたらとこだわるなコイツ」
とか、
「人の反応をすごく気にする人なんだな」
とか、
「感情を隠せないタイプだよなぁ」
とか、
色々な、どちらかというとマイナスの印象を持たせてしまう。

あるいは、そんなにみんな気にしてない(その場では気にしていても、会議が終わって1時間もすればケロッと忘れている)ことについても、私の中では「気になるデータベース」に記録されちゃってるので
「あーどうしよう、またやってしまった…あの言い方して、ちょっと顔逸らしてたってことはきっと嫌だったんだ。どうしよう。でも今更謝るなんて自己満でしかないし、本当に反省してるなら行動で示すしかないし、いやでも謝らないのも人としてどうなんだ…」なーんてウダウダと、それはもう3日以上は確実に悩み、
意を決して話しかけると、相手にキョトンとされるのだ。
「そんなこと気にしてたの?」

で、思う。
「ああ、私の気になるデータベースって、なんだか小学生の子供みたいだな」って。

みんな、大人になったら、「よしなにやる」ってことを覚えるのだ。

職場で誰かの言動行動が気に障ったって、次の会議では「よしなにやる」。
デート中のパートナーの発言に驚いても、笑って流して「よしなにやる」。

だってストレス溜めたくないから。お互いのためにも笑顔で流しておいた方がうまく行くから。
それが大人ってもんなのだ。

でも、私はそれが出来ていない。
ちゃんとよしなに、流すってことができないのだ。

情けなくて、誰にも相談なんてできないけど、わたしは毎回、会議で、研修で、様々な場面で、こんな人との違いに気付かされ、ハッとして、情けなくて恥ずかしくて逃げ出したくなる。

でも同時に、これが私の持ち味でもあるんだ。そう思わなきゃ、やってらんないのだ。
私のこの幼稚で面倒くさいところを
「人間らしい」と言って笑ってくれる人、そばにいてくれる人がいるんだから。

今から、この幼稚で面倒な自分をアンインストールして、みんなのようにふわっと笑って流せる大人力に入れ替えるのは、たぶん出来ない。
そしてたぶん、やっちゃいけない。それはもう、私じゃない。

むしろ、そんなシステムはツールバーにピン留めしてすぐに取り出し使えるようにしておく、くらいにして
私は私のこの人間らしさ、幼稚さを持って、ぶつかっていくしかないんだ。

歳をとって、もがきながら、こんな「私は私で行こう」路線の結論に達した。それでも、毎回人とコミュニケーションを取るたびに、この壁にぶち当たって衝撃と恥ずかしさを覚える。毎回、毎回。
それって結構しんどい。
ゆえに今日も私は布団に包まりながら、こんな風にnoteを書く。せめて誰にも言えなくて戸惑ってるこの気持ちを消化するために。そして次の明るい気持ちへ昇華させるために。

大丈夫、体当たりしても、相手が傷ついていなかったら万々歳じゃない。自分が傷ついて、自分の癖にもう一度気づけたなら良かったじゃない。
相手を傷つけないこと、自分が変わりたいと心底思えるところは素直に変えること。このふたつをちゃんと守っていれば、あなたは人間らしく成長できるよ。

がんばろう。

同じ悩み、人とのズレを感じている人がもしいたら、一緒に。
がんばろうね。

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