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ロイダッツサポーターとのオンライン座談会 開催レポート

こんにちは、スタッフの本間です。

今日は2月7日、21日に開催した「ロイダッツサポーターとのオンライン座談会」についてレポートします。

この座談会では、「ロイダッツに共感する方々と、具体的にどんなことを一緒にやっていけるか、どうやってチャリティショップをつくりあげていくか、みんなで考えたい!」との思いで開催に至りました。

これまでのイベントや発信を通して連絡を下さった方々にお声がけをし、青森、埼玉、東京、京都、そしてイギリス(!!!)とさまざまな地域から集まっていただきました。

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この座談会を通してFacebookグループ「ロイダッツサポーター」を作ることにしましたので、作ることに至った経緯やグループの内容などについても書いていきます。

Facebookグループ「ロイダッツサポーター(ロイサポ)」
https://www.facebook.com/groups/230755768660863

第1回オンライン座談会(2/7)

まずは、みなさんの自己紹介から。
ロイダッツに出会ったきっかけなどをお話いただきました。
イギリス在住の方は普段からチャリティショップのボランティアとして関わっているそう。ロイダッツでもマネしたいな〜と思うボランティアの参加の事例として、空いている時間に好きなタイミングでチャリティショップに行き、仕分けなどをしていることを教えてもらいました。

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その後、今までのロイダッツの取り組みやアップサイクルの事例などを紹介し、最後はzoomのブレークアウトルームで【関東メンバー】と【遠隔メンバー】の2組に分けて「ロイダッツでやってみたいこと、関わってみたいこと」としてイメージしていることなどを話しました。

各部屋では、今後のイベントへのアイデアや発信のしかた、仕分けに協力してみたいなどの意見が出ました。また、参加者のみなさんの経験から海外で行われているおもしろい事例などが紹介されました。

▼事例の詳細については本記事の最後に紹介します!


第2回オンライン座談会(2/21)

第1回座談会のあとに取ったアンケートで「どのように協力すれば良いかまだイメージがわかない」との意見があったことを受け、ロイサポのみなさんが持つかかわり方のイメージを深めるうえで、まずは気軽に参加できるものを提示し、協力を求める掲示板としてFacebookグループの活用を提案しました。

座談会では、Facebookグループや具体的なサポート内容について意見をいただきました!

Facebookグループ ロイダッツサポーターについて

Facebookグループ「ロイダッツサポーター(ロイサポ)」では、ロイダッツに協力したいという方を随時募集しています。サポートしていただきたい内容は、ロイサポと対話を繰り返し、一緒に活動しながら、さまざまな関わり合いができるように、適宜更新していく予定です。
みなからのグループ申請をお待ちしています!

Facebookグループ「ロイダッツサポーター(ロイサポ)」
https://www.facebook.com/groups/230755768660863


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座談会で話題に出た事例

最後に、座談会では2回を通して参加者の方から、チャリティ・資源の循環・アップサイクルなどに関するさまざまな面白い事例が紹介されましたのでみなさんに紹介いたします。

①【洋服の循環】ブティック (スコットランド)

ブティックとは、スコットランドのとあるコミュニティにある小部屋のこと。滞在者が滞在中に不要になったものなどが並べられていて、他の滞在者は欲しいものがあれば自由に持っていってよいという、お金を介さないシステム。

例えば「夏に来たけど意外と寒くて」という時にはブティックで見つけた羽織ものが大活躍。さまざまな国の人たちが置いていったものなので、中には珍しかったり興味深いものもあったりと、ちょっとしたお宝部屋のようになっているようです。

②【洋服の交換パーティー】スワップパーティー swap party(イギリス)

swapは「交換」という意味。スワップパーティーでは、各自が不要になった洋服を持っていき、他の人が持ってきた洋服と物々交換できます。パーティーには美味しい軽食が置いてあり、住民のコミュニケーションの場として楽しみの一つになっているそうです。

パーティーの方法はWebに書いてあり、誰でも簡単に小さくできるようになっています。


③【布のリサイクル】ファブスクラップ(ニューヨーク)

2016年にニューヨークで立ち上げられた非営利団体。ファッションデザイナーやブランドから布の切れ端やいらなくなった布を回収し、細かく裁断して新しい生地を製造するか、そのまま使えるものは施設へ再販するサービスを提供しています。

ファッションの生産時に捨てられる布地の量は消費者が捨てる量の約40倍にも及び、ゴミ問題の解決手段として生産者にアプローチをすべきとの思いでファブスクラップが生まれました。参加している企業には、マーク・ジェイコブスなどの有名ブランドも含まれています。

回収品の仕分けは10歳以上のボランティアが行っています。環境問題への関心の高まりから、企業研修・高校・大学の授業のニーズが絶えません。


④【子供服の交換プラットフォーム】The Swoondle Society(ニューヨーク)

ニューヨークで生まれた、子ども服の交換プラットフォームです。方法は、郵送キットを申し込むと可愛い箱が届くので、交換したい子供服をつめて事務所に送り返すだけ。ネットオークションやフリマアプリとは違い、撮影やリスティングなどの作業をSwoondle側が全て行ってくれます。

プランは2つ。スタンダードプラン(月額$10)では、月に5つのアイテムを交換でき、アンリミテッドプラン(年額$180)では年間無制限にアイテムを交換できます。


⑤【アップサイクル】megure(日本)

古着、はぎれなどのリサイクル素材で新しい作品を作り、また誰かの元へと「巡」らせる3人組のグループ。布の端切れを使ったピアスや靴下で作ったぬいぐるみ、古着のジーパンを使ったミトンなどお洒落なアップサイクルの小物がたくさん掲載されています。

みなさんに簡単に手にとっていただける小物を、今後ロイダッツでもつくっていく予定です。


⑥【イベント】クリーニングデイJapan(日本)

フィンランド発のアップサイクル・カルチャー・イベントです。2012年より年2回(5月4週目・8月最終週の土曜日)開催されており、「リサイクルのハードルを下げる」「地域交流」を目的として、オフィシャルサイトに登録すれば、誰でもどこでもフリーマーケットを開くことができるプラットフォームになっています。

日本のクリーニングデイでは「アップサイクル・マーケット」をコンセプトに掲げ、各地でマルシェ・フリーマーケットのほか本の交換会、リペアカフェなど地域性に富んだイベントを開催しています。


⑦【アーティストの廃材利用】kumagusuku「副産物産店」(京都)

副産物産店(ふくさんぶっさんてん)とは、アーティストの作品制作の過程で出る魅力的な廃材を“副産物”と呼び、それをアーティストのアトリエから回収し、加工することでさまざまな商品にして、販売・流通させるプロジェクトです。アートと人の新しい関係をつくる場であるクマグスクが運営しています。

クマグスクは宿泊を通したアート体験を提供してきましたが、2020年6月に新しいスペースとひてものづくりの現場である工房(スタジオ)とそれを買うための店(ショップ)のスペース『kumagusuku SAS(Studio And Shop)』をオープンしました。

ロイダッツの座談会では、このように古着の布切れをキットにしてみなさんに手にとってもらい、アップサイクルしてもらえたらいいねという話題があがりました。



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