見出し画像

思いがけず2周目を見終えた、韓国ドラマ「梨泰院クラス」

Netflixを契約し始めたのは「梨泰院クラス」を見るためだった。「梨泰院クラス」が話題になり始めたときはAmazonプライムしか見ていなかったから諦めていた。しかし、話題になっている期間があまりにも長い。ずっと話題になっている。

「これは見た方がいいのでは?」

と思い出す。そんなわけで、Netflixをサブスクし始めた。

月額800円で人生が少し豊かになった。


韓国ドラマを暇さえあれば観ている私を見て、家族らは「また、韓国ドラマか」と呆れ果てていた。家族の目は冷たいが、私がずっと見て、感想をプレゼンしてくるもんだから、彼らの呆れも果ての果てまで達したのだろう。

『今週の連休で「梨泰院クラス」いっきに見るから』

と家族の1人が言い出す。「お!ついにこの日がきたか!」と思いながら、媒体を渡す。そして、一気見している横で、私も2周目を終えてしまった。


このnoteでは内容については書くつもりはない。多くの人がもう試聴済みであるし、記事もたくさんあるから、私が思ったことだけ書くことにする。さて。


2周目もしっかり楽しんだ。

作り手のおもうつぼなくらいに、きちんと胸が熱くなりはまるのだ。「ここで驚いてほしい」「腹が立ってほしい」とかそのポイントに気がついているくせに、驚くし腹が立つのだ。

画像1

このドラマにはいろんな人のいろんな人生が出てくる。

そのひとりひとりの人生が視聴者の共感を呼び胸熱ポイントになったのだと思う。


YouTubeでお笑い芸人たちが「梨泰院クラス」にはまった話を繰り広げているが、お笑い芸人がこのドラマに心惹かれるのはよくわかる。

芸人として成功するまでの人生。

それを支えてくれた周囲の人たちのこと。

自分の追いかける夢を邪魔しようとしてきた人もいただろうし、馬鹿にされたこともあるだろう。

これまで歩んできた人生を振り返ると、主人公パク・セロイほど不遇ではなくとも、「こういう時期あったよな」と思える。


今、夢を追いかけている人にはなおさら刺激的なドラマだ。

「生きていればこそ」

「信念を持って生きろ」「信念を貫け」

「価値は自分で決める。俺の人生はこれからだ。必ず成功してやる」

「自分の選択に忠実になること」

訓示に溢れている。(字面だけではやや説教くさいように感じられるが、本編を観たら印象は変わる)

ドラマを見て「私もがんばらなきゃな」と思ってしまった。目標を立ててそれに向かっていく人ほど強いのだ!と自分を鼓舞したくもなった。1番の悪役で財閥の会長のチャン・デヒでさえやり方は汚いがしぶとくしぶとく戦っていた。人生を諦めるにはまだまだ早い。

自分のやりたいことや生きたい人生を捨ててまで、「サラリーマン精神」を貫けば、チャン・デヒに「それは奴隷のすることだ」「最も軽蔑している」とか言われそうだ。(会長の秘書である室長みたいな人生ももちろん悪いわけじゃないが)

胸熱でいいドラマだった。

このドラマを「面白くない」と言い切ってしまう人には、少し共感力的なものや自分の人生を投影する力みたいなのが乏しいのかもしれないと思うくらいに、誰でも楽しめるドラマになっていたように感じた。

画像2

画像3

もちろん、パク・ソジュンはよかった。この髪型でダサくないのは、パク・ソジュンくらいだろうと思う。他の俳優さんたちももちろんよかった。

一押しは、チャン・グンウォン役のアン・ボヒョンだ(最後の画像左端)。

グンウォンはチャン・デヒ(最後の画像中央)の長男であり、長家の常務取締役で、セロイの人生をめちゃくちゃにしたあの野郎だ。

もう本当に、グンウォンには腹が立つのだ。ひとつ一つの言動がまじでむかつく。

そう画面越しに思えるくらいにいい演技をしていて素晴らしい俳優だ。悪役は「イケメンキラキラ役」より難しいだろう。体格もいいし今後が楽しみな俳優だ。


韓国に行けるようになったら、まずは梨泰院で遊びたい。早く韓国行けるようになってほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?