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2月の引っ越し。

2月1日の朝に大学から電話が来て、突然の引っ越しに見舞われた。
日本から出国するときは荷物をパッキングするのに数日かかったのに、今回は1時間半で荷物をまとめた。


これまでは大学が契約しているプライベートのホステルに住んでいた。
新しく移動したのは大学の寮だ。
しかも、MPhilとPhDと大学スタッフが生活する寮になった。
修士、学部の学生が暮らす寮とは800mくらい離れたところにある、塀の内側の研究をする人たちしかいない寮だ。


ひとつの棟は4階だてで、1つの階に2つの玄関がある。
玄関入ってすぐが大部屋で、奥に個室が2つある。個室にはベッドが2つ置いてあるが、ひとりで使うため二人部屋の設備の一人部屋だ。コンロや冷蔵庫はないがキッチンルームがある。


同じ棟に住むMPhilの学生が私のお世話係を引き受けてくれた。とても綺麗な英語を話す、聡明で親切な学生だ。
彼女によると、大学がシャットダウンする前はもっとたくさん人が住んでいたが、今は大幅に減っているということだった。


1日過ごしてみて今のところの寮のスケジュールは次のような感じだ。

朝8時ごろ、食堂で朝食が始まる。朝は軽食で今朝はサモサとバナナとサンドイッチとチャイだった。サモサを選んだためサンドイッチは食べてない。

朝9時ごろ、掃除が始まる。掃除のアンティが最上階から掃除を始め、ズンズン降りてくる。アンティは掃除をしながら色々話しかけてくれる。掃除が終わった箇所から、掃除ができているかチェックをする。もう少し掃除して欲しかったら、注文をつけるともう少し掃除してくれる。水拭きが終わったらファンを回して床を乾かす。

昼12時ごろ、食堂で昼食。今日はロティ、アローサブジ(じゃがいものサブジ)、玉ねぎ・レモン、バターミルクだった。日本のインド料理屋さんではこの薬味的立ち位置の「玉ねぎ・レモン」は出てこないが、サブジにはレモンをかけて玉ねぎと共に食べると美味しい。レモン最強説を唱えたくなるくらいにレモンが美味しい。

夕方5時ごろ、チャイの時間。食堂でチャイをもらい、広場のベンチで休憩する。

夜の8時ごろ、食堂で夜ご飯。昨晩は、ロティにキチョリ、カリー、玉ねぎ・レモンだった。

寮の門限は10時だが、寮のある塀の内側に入るのは7時までなため、大学が始まったら7時になる前には帰ってくる必要がある。何かあったときのために警備の人とは仲良くなっていた方がいいだろうなぁ、と思っている。


塀の内側は緑の多い静かなところだ。犬とキジとクジャクとリスがたくさんいる。前住んでいたホステルは鳩と燕がたくさんベランダに訪問しにきていたり、犬が室内に入ってきたりしていたが今回はそれはない。牛もホステルの前までやってくることもない。


今のところ最大の難点はWiFiがないところだ。
大学の施設なんだからWiFiはつけておいてくれよ、と思う。授業はオンラインなのに、WiFiがないのはどういうことなのか。今日は朝からSIMカードのデータをリチャージした。

YouTubeやInstagramにうつつを抜かしていたら、授業にアクセスできなくなったりしてなぁ。そんなことにならないように気をつけなければだ。検索し続けるのにも要注意だ。


相変わらずだが、料理も掃除も基本的にはやらない生活だ。とにかく、勉強と研究に励めよ、と間接的に言われているような感じだ。少なくとも、寮はいろんな時間が決められているため健やかなキャンパスライフにはなりそうだ。


今月は期末テストがある。これが終われば第3セメスターは終わりになる。2週間ほどの春休みをして、3月からは最終セメスターになる。無事に今学期も終われるように頑張らなきゃな。

さて、8時だ。夜ご飯を食べに食堂へ向かおう。


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