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韓国ドラマ「真心が届く」:名脇役オ・ジョンセ

オ・ジョンセの出ている作品にハズレはない。


テレ東系列で放送されていた韓国ドラマ「真心が届く」が先日、最終回を迎えた。放送されていたことに気がついたのが遅かったため16話から見た。

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「トッケビ」の死神とサニーが弁護士ジョンロクとトップ女優オ・ユンソになってかえってきた!イ・ドンウク氏とユ・インナ氏の再共演が話題になった作品。美男美女で画面が眩しい。我々はドラマを見ているのではなく、画面に映る俳優の輝きを見ているのだ、と思わされる。この2人でないと、最後まで見終わるのは厳しい。

最終回にユンソの芸能事務所の10周年パーティにオルウェイズ法律事務所の人たちも参加して、そこにドレスアップしたユンソとジョンロクが登場する。イ・ドンウクがイケメンすぎてなぜか笑ってしまった。


名脇役:オ・ジョンセ

「真心が届く」ではジョンロクの務める弁護士事務所の代表ヨン・ジュンギュをオ・ジョンセ氏が演じている。ハッピーでコミカルな役だ。少しだけのシーンでも、ただ歩いているだけでも、おもしろいし、安心感がある。名脇役。

オ・ジョンセ


最近の韓ドラブームで話題になった作品「サイコだけど大丈夫」。キム・スヒョン氏演じるガンテの兄サンテをオ・ジョンセが演じていた。

サンテは絵を描くのが好きで、絵本作家のコ・ムニョン(演:ソ・イェジ)の作品をこよなく愛している。そして、弟のガンテのことを大切に思っている。サンテは自閉症でありながらも、豊かに明るく生きようとしている。

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オ・ジョンセのサンテは見事だった。動作や言葉なにからなにまでよかった。サンテが幸せそうにしているとドラマを見ているこちらまで嬉しくなるし、応援したくもなる。とても愛らしいサンテだった。


そして、第56回百想芸術大賞などさまざまなタイトルを獲得したドラマ「椿の花咲く頃」にもオ・ジョンセは出演している。彼はこの作品で「テレビ部門 男子助演男優賞」を獲得している。

このドラマ自体が心温まるいい作品だ。御曹司も財閥も出てこないし、お家騒動もないし、流行りのイケメン若手俳優がたくさん出ているわけでもない。時空も超えないし、人間じゃない妖怪的な存在も出てこない。幼少期に実は会っていました、的なのもない。だからこそいい作品なんだと思う。現実とかけ離れすぎてなくて共感ができるし、小さな幸せがとても喜ばしくてあたたかい。

オ・ジョンセはドンベク(演:コン・ヒョジン)が営む飲食店「カメリア」の大家で地主のギュテを演じている。ギュテは小心者だが意地っ張りな性格で地域の人や妻のジャヨンに毛嫌いされることもあるが、悪い人ではないことはみんなが知っているため街のめんどくさい愛されキャラだ。


そんなオ・ジョンセの第56回百想芸術大賞での感動スピーチを少しだけ紹介。

 黙々と頑張っている方が多くいらっしゃいますが、等しくいい結果が訪れるわけではありません。不公平にも思えますが、それにも関わらず、失望せずに、諦めることなく、皆さんが何をしても、今やっていることをやり続けてください。自分を責めずに。あなたのせいではありません。やり続けることでいつもと同じようにして今まで得られなかった成果が皆さんのもとに訪れるはずです。
僕にとっては「椿」がそうでした。
皆さんも、まもなく必ず!あなただけの「椿」に出会うことができると信じています。辛くて世界がわかってくれないと思う時、心の中に思い浮かべてくれたら幸いです。必ず自分だけの椿に出会えると。皆さんの椿がまもなくパッと咲くことを俳優オジョンセも応援します。

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ここまでオ・ジョンセ氏を紹介した。最後のスピーチの部分からは人の良さがダダ漏れ。誠実さと謙虚さと優しさと。多くの作品に出ているため、オ・ジョンセ出演作品を全部見る!というのはなかなか難しい。

近年の作品を少し見るだけでも、このオ・ジョンセの名脇役ぶりは見られる。ハズレはない。先日テレビを見ていたときに千鳥の大悟が俳優・杉本哲太氏のことを「哲太の出てるドラマにハズレはない」って言っていたのを見かけた。

「哲太の出ているドラマにハズレはない」ように「オ・ジョンセの出ているドラマにハズレはない」


次の新しい作品が楽しみだ。昔の作品ももっと探してみようと思う。

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