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弱者男性が生きやすくなるためには幸福を再定義するしかない


弱者男性とは

弱者男性(じゃくしゃだんせい)とは、貧困・独身・障害・不細工など弱者になる要素を備えた男性のことである[1][2]。弱男ともいう[3]。対義語は強者男性[2]。

弱者男性 Wikipedia

競争社会において下位側に位置づけられてしまう属性を持った男性を弱者男性と言うそうです。
かくいう私も弱者男性の一人です。
単なるネットスラングの域を超えて、社会問題になりつつある概念です。

もちろん女性にも弱者と呼ばれる人はいますが、男性と比べたら生きづらさを感じてる人は少ないでしょう。
なぜなら女性は守られるべきという価値観がまだまだ優勢だからです。

いわゆる3kと呼ばれる現場の仕事に女性が少ないのは、そういう価値観が蔓延っているからです(あとは単純に女性がやりたがらないからです)。
つまり、女性そのものが弱者としてカテゴライズされてきたので、弱者女性というのは話題にならないのです。

片や男性は強者として振る舞うことが是とされています。
冒頭で述べた弱者男性の逆の要素を持っていることが望ましいとされます。
金があって、既婚者で、定型発達で、ルックスがいい男性が一般に強者男性と呼ばれます。

努力には限界がある

ライターのトイアンナさんが仰ってましたが、男性の価値基準は「外見」と「年収」の2つに収斂するのだそうです。

ただ外見は年齢とともに劣化していくので、やはり年収が男性の価値を決定すると言っても過言ではなさそうです。
そして高年収を実現しようとした場合、給与所得者として生きていくなら、当然大手企業に勤めたり、専門職に就く必要があります。

つまり、弱者から強者に這い上がろうとしたら、厳しい競争を勝ち抜かなければならないのです。
その上、新卒一括採用が主流の日本では、一度競争から降りてしまったらもはや再起は不可能に近いです。
現状弱者と呼ばれる立ち位置の人が這い上がるには、起業して一発当てるか、ハイレバ投資で成り上がるくらいしかないと思われます。

幸福を再定義する

色々書いてきましたが、やはり弱者から強者になるというのは無理ゲーです。
そもそも社会構造の変化が激しい時代なので、強者の定義もコロコロ変わる世の中です。
バブル期はいわゆる3高(高身長、高収入、高学歴)と呼ばれる男性が持て囃されましたが、令和の時代ではYSK(優しさ、自然体でいられる、価値観の一致)を兼ね備えた男性が結婚相手として選ばれるのだそうです。

つまり強者とか弱者とかそのような下らない価値観に振り回されるのは、全く無意味で生産性がありません。
人生は幸福度をいかに高めるかというゲームに他ならないのです。
幸福というのも相対的なものなので、自分で好きなように設定することができます。

  • いつもより揚げ物がカラッと揚がった

  • 当たり付き自販機で当たった

  • 好きなYouTuberから返信もらえた

とか何でもいいので日常の些細なことにも幸せを見出してみると生きやすくなると思います。
どのような人でも最終的には骨と灰になることは確定しているので、あまり気負わずに、他人の迷惑にならないように好きに生きたらいいと思います。


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