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仕事をやめた話

お久しぶりです、ANDです。
そしてあけましておめでとうございます。
年も明けたことですし、近況報告のような振り返りのような
なんかそういうものをいまさら書いてみようかと思います。
普通年明ける前にやるよね、こういうの。



2019年、直角に落ちた年でした。

メンタルの不調はときどきここにこぼしていましたが、
新卒入社して3ヶ月と数日、ついに早朝業務のあとに動けなくなり
そのまま心療内科へ直行しました。

4月に配属されてからしばらく、
少しずつ少しずつ気落ちしていって
縁もゆかりもない埼玉なんて土地に一人、
アパートで膝を抱えている
友人に連絡を取りまくり電話をし
思わず涙したり、叱咤激励されたり。

食事を作る気もなく食べる気力もなく
食事のときは食事に集中するように育てられたのに
どうしても途中で食べることに疲れてしまって
一人で摂る食事はおいしくなくて 
寂しくて
できたてなのに、あつあつなのに、
くちに運ぶたびに心が冷えてゆく

立場や振る舞い方、人間関係、
仕事に対する気持ちの温度差、
自分の要領の悪さに辟易として、
同期と自分を比べてまた落ち込んで

遅刻が重なって、
寝坊が怖くて眠れなくなって、
やっと眠れたと思ったら寝坊して、
遅刻が重なって、ありえないミスをして、
一度したミスをまた繰り返して、
空回って、うまくできなくて、
自分だけどこか浮いているような気がして、

足が重くて心が重くて

ああ わたしはなんてダメな人間なんだろう

「バイトでもできるのに」
そんな仕事ひとつ満足にこなせなくて、
どれだけ復習してもできなくて、時間がかかって、

改善してずいぶんと久しかった微熱が再発しました
仕事に向かおうとすると、内臓のあちこちが嗚咽する
足が鉛のように重くなって、腰骨が軋む音がする

体調がすぐれない状態がずっと続いて
向かう途中で動けなくなり遅刻
生理が重なって布団から動けず欠勤
研修中に目の前が暗くなって早退

視線が鋭く冷たい気がして
ダメな人材だと言われている気がして
ミスしたくないと思えば思うほど失敗して

わたし ここにいないほうがいいのでは、?
ただ迷惑なだけなのでは、?
こんなにも使えない人間、必要ないのでは?

はじめに行った心療内科は
飛び込みで診てもらえるだけあって
いいかげんなところでした

あらためて予約した別のクリニックでは
しっかりと検査をしてくれて
世間話をするようにあっさりと
あなたは鬱だから」と言われました

それから2ヶ月の長期欠勤と3ヶ月の休職
本来3ヶ月のところを5ヶ月も待ってくれた元弊社

仕事そのものは好きだった
第一希望で入れた会社
やりたかった仕事
自分のせいで台無しにしてしまった

もっとがんばりたいとはとても思えなかった
わたしはあの場所で役に立てない
わたしは なにもできない
迷惑をかけてしまった、これ以上は、もう、

思うようにできない 気持ちは沈んだまま
体調も一向に良くならず 
通院すらままならなかった空白の2ヶ月半

やりたかったことはなんだっけ、
それ以前にわたし 
できることもやれることも
なにひとつないじゃないか


会社からの電話が怖くて、
ひたすら着信音が鳴りやむのを待った

両親からの連絡がつらくて、
連絡ツールを開くのも苦しかった

「しんどい」としか言えなかった
「死にたい」なんて言えるわけなかった

ただ 散らかった部屋にひとり 眠れないまま
浴室の狭さが心地よくて
この5ヶ月 浴室ですごしたような記憶しかない

日々 記憶がない なにしてた? 
なにもしていなかった 死ぬことばかり考えていた
なにもできないまま どうやって死のうか考えていた

生きているだけでお金がかかる
お金をはらってまで生きてる意味 あるのかな

11月の末、
人事との面談をの末ようやく退職に向けて動き始めました

最後までどうにか仕事を続けられるように考えてくださった人事の方には感謝と申し訳なさしかありません。

傷病手当のこと、引っ越しのこと、
いろいろな手続きに追われながら12月3日付で退職

両親への申し訳なさで生きているので
実家にはどうしても戻れなくて
父の声を振り切って大学時代に住んでいた街へ逆戻り。
ようやく社宅の解約も済んで、
転出証明書も手に入れた。

実家に戻る以外の選択肢がもてたのは
まぎれもなく都留で関わってきた人々のおかげです。

あとは都留の市役所に行って転入手続きをするだけ。
住所の変更をして、正式に都留の住人になるだけだ。

まだやることはたくさん残っているし
自分の状態は何も変わっていないけれど
大学時代に手にしたご縁に生かされています

わざわざ知り合いのいる場所へ戻ったにも関わらず
人と会う元気がなくて部屋に引きこもっているけれど
少しずつ、少しずつ、やっていけたら 
生きていけたら

あんなに盛大に送り出してもらったのに
もう帰ってきてしまってすごく自分が恥ずかしい

けれど

こんなわたしを気にかけてくださる方々、
会えて嬉しいと言ってくださる人々がいる限り
わたしは生きていけるのだと思います

これだけのご縁を手にした学生時代の自分にも感謝しつつ

あらためてまた、どうぞよろしくお願いいたします。








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