見出し画像

ああ、卵サンド

母の作る卵サンドはほんのり甘く、子どもの頃の大好物でした。

[今日の短歌]山登り彼方の雲を眺めつつ友と分け合う卵のサンド

卵サンドと言えば、厚焼き卵を挟んだ喫茶店風、スクランブルエッグを挟んだもの、茹で卵のスライスを挟んだものなど最近は様々なバラエティを目にします。

でもなんと言っても大好きなのは、茹で卵のみじん切りをマヨネーズで和えたものを挟んだ、いわゆる卵サラダサンドイッチです。

卵サンドは小学生の頃の遠足の定番でした。コレステロールを恐れていた母により、我が家では卵は日に一個までと決められていたため、いつも卵サンドの具は非常に少なかったのですが、その分砂糖が入っていて甘く、お菓子のように思っていたものです。

そのうち自分で作るようになると、細かく刻んだピクルスを入れたり、甘くないタイプにしたりと、色々凝るようになりましたが、卵の量は相変わらず少な目。

と言うか、コンビニの卵サンドを見ても大体卵の量は厚さにして1センチぐらいまでが、日本のデフォルトだと思うんですよ。

でも、ハワイの卵サンドはおしなべて具が多いです。大体食べようとすると、横からどんどん具が溢れてしまうぐらいふんだんに挟まっています。

上の写真は、近所のフードコートの中にあるサンドイッチのお店の卵サラダサンドなのですが、具の厚さは約4センチほど。

一人前は、上の写真の倍で食パン2枚分! ポテトチップス一袋も付いてきます。中年女性とは思えぬほど大食いの私ですが、一人ではとても食べきれません。

このサンドイッチのために、卵を4、5個は使っているものと思われます。コレステロールやカロリーに付いては敢えて考えますまい。

ただね、これが美味しいんですよ。フードコートの中の駄菓子屋さんの店頭で、さささっと作ってくれる、おしゃれでもなんでもないサンドイッチなんですが。

卵サラダはあっさり目でアルファルファとトマト、ピクルスも挟まっていて、胡椒がピリッと。シンプルな卵サンドですが、その世界はまだまだ奥が深そうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?