Singer 南壽あさ子の千葉ハイウェイスタンプの旅#番外編 ハイウェイスタンプ旅のしおり
シンガーソングライターの南壽(なす)あさ子さんが、地元・千葉県のSAとPAを巡り、趣味のスタンプを集めながらハイウェイの楽しみ方を紹介する連載企画。
今回は番外編として、ハイウェイスタンプ旅をはじめた理由と、SA/PA巡りやドライブがもっと楽しくなるポイントについてうかがいました。これまでの取材で撮影した未公開写真もたくさん掲載しているのでお楽しみに!
1.ハイウェイスタンプ旅のはじまり/土地の魅力を味わいながら、旅気分を届けたい
― NEXCO中日本のハイウェイスタンプを全制覇されていますが、SA/PA巡りをはじめた経緯についてお聞きしたいです。
ライブで日本中を訪れていましたが、唄を届けることが目的なので観光地へ足を運んだりゆっくりする時間はあまりなく…。ライブを終えるともう夜ですし、次の日には次の場所へと心も体も向かっていくので、SA/PAは土地ごとの特色を知ることができる特別な場所でした。
― ハイウェイスタンプは、はじめから集めていましたか?
スタンプの存在には薄々気づいていましたが、集めてはいませんでした。そのうち「こんなにいろんなSA/PAに行っているシンガーソングライターはめずらしいのでは?」と思うようになり、さらにスタンプブックの存在を知ると、もう集めずにはいられず…。せっかくなら、私も土地の魅力を味わいながら、皆さんにも旅気分を感じていただければと思い、SNSで「#ハイウェイスタンプの旅」の投稿もはじめました。
一番通ることの多かったNEXCO中日本を旅する中で、スタンプ集めの同志を見つけたり新しい好物ができたり、いろんな出会いがありました。166個目のラストスタンプを押した新東名高速道路 NEOPASA浜松 上り線では、ミニライブを開催。とても温かく優しい空間で、幸せだったなと思います。
― 立ち寄るだけだったSA/PAが思い出の場所になったんですね!
2.SA/PAの魅力/休憩場所から旅の目的地まで、ぴったりの場所がきっとある
― これまでたくさんのSA/PAを訪れる中で感じた魅力を教えてください。
ドライバーさんの休憩場所というのが本来の目的だと思いますが、各地の特色を生かしてどんどん進化していると感じます。
「移動疲れを癒やす場所」というだけではなく「どんなものがあるんだろう」と、ちょっとしたテーマパーク感覚でわくわくできるのが魅力です。
大きなSA/PAにはドッグランがあるところも多いですし、フードコートでのメニューの選択肢も豊富。中には遊園地があるところまであります。愛犬を連れて、家族や友達とゆっくり過ごすにはピッタリです。
小さなSA/PAでは、一息ついて周りの風景を見渡してみるのがおすすめです。芭蕉の句碑があったり、ちょっと意外なものが売っていたり。リフレッシュしたいときに立ち寄って、自分だけのお気に入りポイントを見つけるのもいいですね。
― それぞれに異なる魅力があるんですね。目的や人数によってどこへ向かうか計画を立てるのも楽しそうです!
3.SA/PAの楽しみ方/くつろぐ・食べる・持ち帰る。気分に合わせて満喫しよう!
― どこへ行っても同じような過ごし方になりがちですが、さらにSA/PAを楽しくするためのポイントをお聞きしたいです。
楽しみ方のポイントは、大きく分けて3つあると思います。
■くつろぐ
■食べる
■持ち帰る
まずは「くつろぐ」。運転や旅の疲れをとるのに重要ですよね。
SA/PAは緑が豊かなところが多く、季節ごとの花や植物を眺めるのはいい目の保養になります。
また、足湯でくつろぐのもおすすめです。車に長時間座っていると足が疲れるので、血行がよくなるとすごくリフレッシュできます。
千葉県内だと海ほたるPAに足湯があるので、スタンプを押しに行くのが楽しみです。
― 緑に癒やされて、足湯で疲労回復…休日に一人でドライブするときの定番コースになりそうです!
次に「食べる」です。日常的に食べたい定番の丼もの、麺類、定食などがそろっていて安心感もありつつ、旅行気分が盛り上がる土地の名物も食べられるところがSA/PAならではの魅力だと思います。
私はどちらかというと、いつも同じものを食べてしまいがちなのですが、スタンプブックのおかげでSA/PAのおすすめを先に知ることができて、そのメニューをいただくことも多くなりました。
選択肢が多いととても悩みますが、迷う時間も楽しく、また次に来たときの楽しみにもなります。
― 普段は食べないものを買ってみたり、家族で行ったときは別々のメニューを頼んでシェアするのもいいですね。
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よりみちコラム/車窓から見える鉄塔に思いを馳せて
ドライブ中、助手席や後部座席で少し手持ちぶさたなときは、窓の外の鉄塔を眺めてみてください。私の家からは鉄塔が見えて子どもの頃から身近でしたが、車で旅をするようになって、自分の行く道を見守ってくれている存在にも感じるようになりました。
流れる景色の中、リズミカルに現れる鉄塔。実はいろんな種類があるってご存じでしたか? それぞれに男鉄塔・女鉄塔、猫型鉄塔など…生きものに例えた愛称がつけられているんです。ただ見過ごすだけではなく、形に注目して似ているものに例えたり、鉄塔の目線で見える景色を想像したり…。そのうちに愛着が湧いてきて、移動時間がちょっと楽しくなりますよ。
私の鉄塔への想いを唄ったこの曲も、ドライブのおともに聞いてみていただけたらうれしいです。
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― 最後のポイントは「持ち帰る」ですね。持ち帰るものを選ぶときのポイントをお聞きしたいです。
お土産売り場を眺めていると、お店の方が手書きしたポップや商品のポスターを貼っていることがあるので、とても参考になります。お土産はもちろん、移動中に小腹がすいたときに食べるものや飲みものも、どうせならその土地ならではのものがいいですよね。お菓子は個包装になっていたり、車の中で食べやすい商品が多いのでついつい買いすぎてしまうことも…。
家族や友人のために買うお土産は、あえてパッケージで選びます。どんなお味なのか、わくわくも持ち帰るような気持ちです。
― めずらしいものを買っていくと話の種にもなりますし、旅の後にも楽しみが続いていいですね。 最後にこれから巡る千葉のSA/PAで特に楽しみなところを教えてください!
やっぱり、足湯のある海ほたるPAですね。よく立ち寄るところではありますが、まだゆっくりと過ごしたことはないので、これまでとは違う発見があったらいいなと期待しています!
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旅の通過地点としてだけではなく、目的地としても楽しめるSA/PA。「千葉ハイウェイスタンプの旅」をこれからのお出かけの参考にしていただけたらうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします! 編集部より
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