お仕事も、「愛」ある関係を大切にーデザイナー・上原 理恵さん
原点は家具デザイン
デザイナーとしての活動の原点は家具でした。私が大学3年の頃、自分の本当にやりたいことはなんだろうと考えた時、幼い頃から絵を描くのが好きでしたし、デザインの仕事がしたいと漠然と思っていて。アルバイト先で知り合った先輩に勧められて、デザインの専門学校に進学を決めて、夜間で2年間通いました。自分で決めた進学先という感覚で勉強しに行っていたこともあり、デザイン学校での生活が一番楽しく、充実していました。
家具デザイナーとしてフリーで活動
専門学校の家具デザインの授業でつくったデザインを先生が気に入ってくださって、それをきっかけに、「自分はこれ(家具)でいこう!」と思い、それからは家具のデザインを中心に、フリーで活動してきました。ですが現在は家具の売れない時代なので、家具のデザインは一番やっていて楽しいけれど、難しくて・・・、それでも細々とですが、デザインの仕事を続けてきました。
Co-展とのつながり
2017年、大久保の「ギャラリー林檎の木」で自分のデザインしたプロダクトを展示販売しようとメーカーの方と話していて、それがたまたまCo-展の話が持ち上がったタイミングと重なったんです。とても幸運だったな、と感じています。
Co-展では、ヒノキのクリスマスオーナメントに着色をするワークショップや、習志野市の可愛い遊具をデザインに落とし込んだTシャツを販売したり、木工の鉋削りの廃材を活かしたコサージュ作りワークショップ、ならしのみやげとのコラボ商品なども。Co-展でできた繋がりから、習志野のお店のロゴや、ショップカードのデザインなどの仕事に繋がっていきました。
西千葉工作室
みどり台に「西千葉工作室」というところがあって、ものづくりのための貸しスペースなのですが、工作機械が揃っていて、FAB施設になっているんです。コロナ禍の2020年ごろからそこでスタッフとして働いていて、それを機にデザインしたものを自分自身で制作できるようになりました。ものづくりをする人にとっては「聖地」みたいな場所で、本当に何でもできるんですよ。
相思相愛な関係の中で
「習志野市内で」とか「この地域で」というよりも、「私だから頼みたい」「このお店だから一緒に仕事したい」と、お店の方と相思相愛な関係の中で仕事を続けることが理想です。そうでないと私自身も続かないなと思うので、今までのスタイルを大切にしていきたいです!
あとは今、「TOITOY」という哲学対話ワークショップのメンバーなのですが、それに関わるきっかけも仲間に出会えたことでより「自分は哲学が好きなんだな」と感じることができた経験があって。そういうふうに、自分が興味を持てること、楽しめることを広げていきたいなと思っています!
拠点「喜界島」
父の故郷である、奄美大島のとなりにある「喜界島」。地域おこし協力隊の方と知り合ったことをきっかけに、デザインの仕事をさせていただく機会がありました。珊瑚礁でできた島で、海がとっても綺麗で・・・、自然がいっぱい、人も温かい、とても素敵なところです。習志野に限らず、愛着のある場所とこうして仕事で繋がれるのはとても嬉しいです。
習志野市の好きなところ
友達や家族が身近にいることが、習志野市に居続けるいちばんの理由ではあります。が、Co-展などを経て仲間に出会う中で「やっぱりここに住んでいてよかったな」と感じてきたなと思うんです。なので、やっぱり習志野の「人」が好きですね。
いつか習志野のボードゲームをつくりたい!
ーLocaMでは、習志野市のボードゲームをつくるために、皆さまから習志野のお気に入りの写真をいただいています!上原さんのお気に入りの写真はございますか?
どこのスポットが好きかなと考えていたのですが・・・、習志野市の「場所」というよりもやはり「人」が好きだなあ、と思います。ですので、私にとっての「習志野市の好きな人たち」。Co-展の集合写真です。
次のインタビュー先を推薦!習志野テレフォンショッキング!
谷津にある美容院「ilashiku(アイラシク)」の大山さんです。今一緒にお仕事をしているのですが、美容師の仕事に加え、カフェの運営も計画されている方です。大山さんは谷津がとっても好きで、谷津を盛り上げたいという思いで活動されている方で、とても面白い方です!
上原さん、ありがとうございました!
LocaMでは、これからも習志野に住む人が習志野をもっと好きになるきっかけを発信します!
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(ライター・山口絢香)