フードロス削減 - 飲食店と食品卸売業者の受発注管理アプリ「Choco」
こんにちは！スパイスコード（ロカルメ・オーダー運営元）のFood Blogチームです。
今回は、飲食店と食品卸売業者の受発注管理アプリを提供するドイツ発スタートアップ「Choco」を紹介します。
特に新しいことに取り組みたい飲食業界の皆さんに読んでいただけると嬉しいです。
Chocoは、従来の注文方法をデジタル化することにより最適化し、顧客やサプライヤー間のミスコミュニケーションを最小限に抑え、さらに重要なこととして、食品廃棄物を削減しようとする業界のあらゆる人に対応することが可能です。
一般的に、レストランは3～11社のサプライヤーを利用しています。注文はサプライヤーの営業担当者に電話やテキストするか、個々のウェブサイトにアクセスするかなど、サプライヤーとコミュニケーションをとるのに、さまざまなチャネルを使わなければならない状況であり、Chocoはレストランの仕入先を一箇所に集約し、注文リストをあらかじめ登録しておくことで、仕入れを効率化したいと考えています。これにより、ユーザーはどこからでも注文できるようになるとともに、頻繁に注文する商品の再注文が容易になり、レストランの在庫を確保する時間を短縮することが可能となります。
サプライヤーにとっても、Chocoを使用することにより手作業の時間を節約し、受注ミスを減らし、より多くの製品を販売する可能性を高めることができます。
またシリコンバレーの有力ベンチャーキャピタルのBessemer Venture Partnersなどから2021年7月頃に約1億ドルの資金調達をしています（累計資金調達額は約1.6億ドル）。
Chocoの名前の由来は、世界で最も生物多様性に富んだ豊かな生態系を持つ、南米の小さな島です。創業者の一人がChoco島を訪れ、その名前にインスピレーションを受けてアプリを作りました。地球環境を再びチョコ島のようにするための努力が非常に必要であることに気づき、世界を持続可能な食糧システムに移行させることをミッションとしました。
米国だけでも、生産された食品の約40％が食べられずに廃棄されており、年間約600億kgが埋立地に、合計1,610億ドルが廃棄されているのです。そのため、Chocoはアプリを通じて、レストランとサプライヤー間の注文プロセスをより合理化、より広範な食品サプライチェーンを効率化し、食品産業をより持続可能にすることで、この問題に取り組んでいます。
出典：
・ https://www.crunchbase.com/organization/choco/company_financials
・ https://www.prnewswire.com/news-releases/choco-closes-100-million-series-b-to-build-a-global-connected-food-system-301337006.html
・ https://www.texasrealfood.com/discover/features/business-profiles/choco/
・ https://agfundernews.com/choco-raises-100m-series-b-funding-to-streamline-restaurants-ingredient-purchasing
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも参考になりましたら、幸いです。
私たちスパイスコード（ロカルメ・オーダー運営元）も飲食店様をはじめとしたフード産業の皆さんにお役に立てるようこれからも頑張っていきます。
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