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おせちの夢を見て、規制と自由について考えてみた

はじめに

今回は当、地方自立ラボがなぜ、このnoteの場で自由主義と規制緩和を訴えているのかあらためて考えてみたいと思います。お読みいただいた方が、自由主義と規制とはどのような対立関係にあるのか、ご理解いただけるように書くことができたら幸いです。よろしければ、スキとフォローもお願いします。コメントもいただけたら嬉しいです。励みになります。

おせちの夢を見た

ある日こんな夢を見ました。母が一生懸命本を見ながら、難しい難しいと言いながらおせち料理を作っていました。それを見て私はそんなに苦労してまで作らないでほしいと涙ながらに訴えました。そこで余りにも悲しくて悲しくて起き、眠りから覚めてしまいました。

昼間に9月から、おせちの予約が始まるとワイドショーで言ってたからかな?と、軽く考えていたのですが実は私の脳裏にくすぶっていた、規制と自由に関することだと思い至りました。

私の考えでおせちはなんのために作るかと言うと、正月に食べるものとされているから、おせちを買えないから、正月に料理をしたくないから、などさまざまな理由があります。でも私はおせちを自分で作ろうとは思いません。テキトーに食べたいものを食べるからです。もちろん作りたい方は作る、買いたい方は買う、で良いでしょう。自由とはこのようなことなのだと考えています。

そして自分の食べたいものを自分が持っているお金の範囲内で食べることに幸せを感じます。これも自由だからこそです。

おせちを守るために政府がやること

おせちは日本の伝統的な文化と言えますね。でも、正月にはおせちを食べるべきです、となったらどうでしょうか?また、食べる素材、調理方法、価格などが決められてしまったとしたら!?

こんなことあり得ないと思っている方、いませんか? 果たしてそうでしょうか? 国民が政府になにかしてほしいと思った時、法律になり規制が定められます。伝統文化を守ろうとし過ぎて法律や規制が作られたらどのようなことになるのかについて考えてみましょう。さらに、お金がなくておせちが買えませんという人がいたらどうなるでしょうか。併せて考えてみましょう。

おせちの具や調理方法、味付けに至るまでおせちの規格が有識者検討会の会議で半年か1年間話し合われます。その後、パブリックコメントという形だけの国民の意見募集。そうして「わが国の誇る伝統的正月料理おせち」が生まれます。つまり法律や規制でがんじがらめになったおせちです。

おせち文化協会もでき、予算がつき、役人たちの天下り先まで用意されます。業者や協会などにより国の予算が中抜され、彼らの給与や退職金になってしまいます。一方私たち庶民はというと、そんな規制を守った、値段の割に安っぽいおせち料理を正月に食べなくてはならなくなるのです。さらにはおせち補助金も出来上がります。左翼政党などにより、おせちが食べられない家庭が現れるからです。

七篠ひとり編集長@その補助金は誰が払うの?@w4rZ1NTzltBKRwQさんのポストにこのようなことが上手に表現されているものがあります。

消費税15%でも道路利用税でも結果はこれです
国民が求めたもの → ロースとんかつ弁当
増税時に政府が国民に約束したもの → 名店のロースとんかつ弁当
増税して政府が国民にあたえたもの → ビッグカツ
増税がかなければ国民が買えたもの → とんかつ専門店のロースかつ定食

X(午前9:20 · 2022年11月10日)


規制とは既得権のためにある

国や自治体がやっている事業の多くは昔からだいたいこんな感じで定められてきました。既得権と呼ばれる人たちがその周りに群がります。昔からの風習で正月におせちを食べているから、みんながおせちを食べたいだろうと役人が思いついてその挙げ句おせち補助金を出すような仕組みが、どんなことにもあるのです。

つまり国の政策は最初は国民の要望から始まるのですが、役人や議員がやりたいことを国民に押し付けることになるのです。さらに細かく言うと業者やNPO法人のお面をつけたハイエナが役人や議員にすり寄って作らせているからでもあります。

規制、法律によっておせちの作り方が決まると、それ以外の規格外のものでは補助金がもらえないようになります。ここからは、おせちの新しい形はなかなか生まれません。ハイエナ達、既得権益者たちという税金からうまい汁を吸っている人たちが反対するからです。

役人や政治家は公平さを守るためと言いますが公平という名の悪平等にしかなりません。タクシー、漁業、農業、教育などわが国が停滞している理由はたくさんありますが、どこにでもこのような構図があります。医療などは膨大な予算がありますから、多くの人が群がっています。

また現在は社会起業家と言って国の予算をぶんどろうとする輩が増えてきています。

未来に希望はあるのか

伝統だから仕方ないとか、昔からのやり方を続けていくのが日本人は好きなんだと思って諦めている人がいるかもしれません。しかし役人や議員にそう思い込まされているだけなのです。伝統の殻を破らず、既得権に甘い汁を吸わせているだけでは発展はありません。

新しい世代に道を譲るためには規制を撤廃し、自由な発想で新しい時代を創ることを優先するべきなのです。規制を撤廃すれば、今まで無駄に組まれてきた予算を考える必要がありません。いえ、むしろ、予算を先に減らすべきなのかもしれません。

つまり、減税しかないのです。予算がありすぎて無駄な前年踏襲予算を組んでしまうのではないでしょうか? やはり、征くべきなのは減税への道、です。そうすれば自ずから規制も撤廃しなくてはならなくなるでしょう。
税金下げろ!規制をなくせ!

規制と既得権について書いた記事には下記のようなものもあります。よろしければお読みください。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。内容が良かったよと言う方は、スキとフォローもお願いします。コメントもいただけたら嬉しいです。励みになります。

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