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【話せばわかる!コンビニ強盗】3作目のノベルゲーム作りました。

ここ最近、
犯人はヤス超常野球伝ウルトラサポーターと2作続いてお送りしてきました。

今作のタイトルは、

話せばわかる!コンビニ強盗


なんだか悲しそうな顔をしている強盗Tの顔がちょっとしたこだわり。

です。

2作作ってみて少しわかったことがありました。2作とも、ノベルゲームで求められている部分はどこなのか。と探っていたところがあったのですが、今回で少し掴めたのかな。と思いました。つまり自信作です。ぜひ遊んでみてください。

▼ノベルゲームコレクションさん
https://novelgame.jp/games/show/9075

▼フリーゲーム夢現さん
https://freegame-mugen.jp/adventure/game_11755.html


以下、このゲームを作るにあたっての開発話になります。
プレイしてからの方がお楽しみいただけるかと思いますので、レッツプレイ。

今作のコンセプト

まず、前2作はそれぞれ極ぶりして見ていました。
犯人はヤスは、ミステリーというゲームのトリックや技術を使いやすい題材にして、自分のゲームデザインとシナリオのデザインのスキルを整えて使った作品にしています。なので、ちょっと遊んでみると心に引っ掛かるような作品になっていたと思います。ちょっとプロっぽい味付けにしてます。

超常野球伝 ウルトラサポーターは、ゲームを作る上でのスキルを一旦忘れてみよう。逆に個人としての好きなことを並べてみた。ということで情熱全振りで作ってみました。受け入れやすいような工夫を全部外しました。こっちは全力でインディーズ感を出してみました。

2作ともDL数や評判を拝見していますが、その辺りがきっちりアウトプットとして差が出たな。と思っています。(ヤスの方がアクがないので、評判は良いと思います。)

今回の話せばわかる!コンビニ強盗は、その2作の反応を見てバランスを取っています。そこにメッセージ性を加えたものに仕上げたのです。

どういうことかというと、遊んでみると分かるのですが過去作以上に、魂やメッセージが伝わる作品に出来たのではないか。と思っています。

ここからは、どのように今回作ったのかを軽く解説します。ここからは、作品をまだ遊んでない方は、ぜひ遊んでいただいてから読んでもらえると、より面白いと思います。

今作はノベルゲーム好きの方が喜んでくれるように作った。

犯人はヤスは技術検証の意味合いが強い。とNoteで書きました。
ウルトラサポーターは楽しむこと。やりたいことに全パラメータ振りで作りました。とも書きました。

今作は、明確にターゲットを定めて作品として作りました
ノベルゲームを2本作ってみて、何が求められているかを自分なりに分析して作ったみたのが今作になります。

ノベルゲームを遊んでいただく上で、作者の執念だったりメッセージ性だったり想いを見られているのではないかというのが私なりの解釈です。
あとは、その想いを分かりやすくなるようゲームデザインのスキルで調整して、まとめてみました。

結果的に私自身も、良いものができた。と思っています。
(もちろん出している以上、全作品いい作品だと本気で思っていますが)
3作中、1番受け入れやすい形で作品調整が効かせられたこと、そこに、自分自身の感情をぶつける作品にできたことに納得しています。

この作品は筆者の実話ベースである

このゲームはタイトルの話せば分かる!の通り、プレイヤーは突然やってくる正体不明のコンビニ強盗に対して、粘り強く話すことを選び続けるとそのバックボーンが見えてきて、物語が良い方向に向かうという作品です。

このバックボーンが妙にリアルな話になっていると思うのですが、それもそのはずで、これは私が今年味わった、とても辛い体験を基にした話を登場人物である強盗Tに重ねて表現しています。
奥底にあるのが重いというか、私が実際に体験した嫌な話がベースなのです。それゆえに強烈なメッセージを込めていますし、怨念のような感情が少し、含まれています。

しかし、嫌な話をそのまましても、ただの胸糞悪い話です。だからゲームにすることでインタラクティブにキャラが救われるようにできます。ちゃんとプレイヤーが強盗Tを幸せに導ける導線にしているのです。

強盗Tが強盗という役割なのに、なんだか可愛い顔をしているのは、そうすることで話のインパクトが強く、プレイヤーの心に刺さりやすくなるのでは。という悪意を込めています。この辺りは上手にできたのではないか。と思いました。人生万事塞翁が馬という私の座右の銘もうまく効かせられたのかな。

さいごに

この作品を遊んでいただくと分かると思いますが
正直、2023年は辛いことが多かった。めちゃくちゃ嫌な想いをした年でした。
逆にとても良いこともありましたが、激動。という1年だったと思います。

今回も自分の感情を年末にエンタメに昇華できたので、クリエイターとしてまだまだやっていきたいと思います。

来年は、2023年よりも良い年になるように頑張っていきますので、引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。








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