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私が編入先にアメリカの大学ではなくオーストラリアの大学を選んだ理由

私はアメリカの2年制大学に進学し、卒業をしました。元々はアメリカの4年制大学 に編入、進学する予定でしたが、私はアメリカを離れてオーストラリアの大学に編入することにしました。その理由をここに書いていこうと思います。


金額面の問題

学費

アメリカは数ある留学先の中でもとりわけ学費が高いです。現地のアメリカ人でさえ学生ローンを組んで学費を払うほどなのに、留学生はアメリカ人よりももっと高い学費を払わなければなりません(税金を払っていないため)。
私が住んでいたワシントン州内で学費が安い方の4年制大学でも、学費は年400万円は普通に超えていました。私がもらっている、学費をカバーしてくれる給付型奨学金(カバーできる金額に上限あり)を使っても、幾らか自己負担をしなければならず、さらにその自己負担額が小さな額ではありませんでした。

アメリカの大学には寮がありますが、プライバシーのない共同部屋(1番安い)を選んだとしても高いお金がかかります。個室を選んだ場合の価格は想像したくもありません。私が選んだオーストラリアの大学は価格がアメリカの共同部屋よりも安い上に個室だったのでオーストラリアの大学に進学する決め手の一つになりました。

円安

円安は留学生とは切っても切り離せないものです。私が留学を始めて1年後には1ドル150円が当たり前になっており、学費を払うたび、生活費を払うたびに、いくら奨学金で賄っているとはいえ精神が疲弊していました。オーストラリアは1オーストラリアドルが100円ほどなので精神が疲弊する可能性は十分低いと考えました。


生活面の問題

治安

私が住んでいた場所は郊外だったので銃撃や強盗はありませんでした。ですが、休日に遊びに出かける街(シアトル)ではホームレスの人や薬物を使用してゾンビみたいになっている人がたくさんおり、さらには銃撃も起きていました。

怖いなと思ったことが1つあり、それは私は土曜日にある場所に買い物に出かけました。月曜日に大学に行くとお友達が「日曜日に〇〇(私が土曜日に出かけた場所)で銃撃があったって」と言っていたことでした。もし私が1日予定をずらして土曜日ではなく日曜日に出掛けていたら私は銃撃に巻き込まれていたかもしれないと思うと怖かったです。

オーストラリアはアメリカのような銃社会ではないのでかなり安全だと思われます。

チップ文化

アメリカではチップ文化がありますが、大体どこに行ってもチップを払わなければなりません。お客さんのコップの中のお水がなくなったら何も言わなくても水を追加で注いでくれるというサービスがあるレストランでチップを払うのはまだわかりますが、

  • タクシーに乗った際

  • タトゥーショップでピアスを開けた際

  • スタバなどのカフェで飲み物を注文した際

  • お祭りの屋台で食べ物を購入した時

など、たいしたサービスを受けられないような場所でもチップ払うかどうかを訊かれます。

しかも買った商品の金額の15%~25%の金額(15%スタート、サービスが普通であれば20%程度、受けたサービスが良ければ25%)、もしくはそれ以上を追加でチップとして払わなければならないのです。

タトゥーショップでピアスを開けた時、元々の値段が140ドルほどだったのですが、140ドルの20%は28ドル(3000円以上)です。流石にチップにこの金額は払えません。

調べたところ、オーストラリアにチップ文化はあるものの、チップを払う場所はレストランぐらいであってアメリカのようなチップ文化はないとのことなので買い物のたびにチップを払うなんてことはなさそうです。


おわりに

私はアメリカの複数の4年制大学からも合格をいただいていましたが、最終的にはオーストラリアの大学に進学することにしました。

私がアメリカを離れることにしたのは主に金銭面と治安が理由です。それさえなければアメリカに居残っていたかもしれません。

自身が身を置きたい、住みたいと思った国、場所を学生のうちに見つけられたらいいなと思っています。


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