見出し画像

現役世代も無視はできない!政府が推進する「健康寿命」とは?

1.はじめに

こんにちは。
株式会社ラバブルマーケティンググループでSDGs推進を担当している相澤です。

9月に入り、すっかり秋めいてきましたね🍁
朝晩は肌寒さを感じるほどです。

さて、そんな9月は毎年、厚生労働省が「食生活改善普及運動月間」、「健康増進普及月間」と定め、全国的に啓発活動を行っています。

SDGsでいうと目標3「すべての人に健康と福祉を」が掲げる「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」に相当します。

この活動を知った際、食欲の秋やスポーツの秋に絡めた取組みかと思いましたが、調べていくと少子高齢化など、日本が直面している社会問題と深い関係がありました。
今回は、この2つの活動の内容とそれらを国が推奨する目的などをご紹介したいと思います!

健康に関することですので、ぜひ自分ごとと捉えて最後まで読んでいただけたら嬉しいです✨

2.「食生活改善普及運動月間」とは…

「食事をおいしく、バランスよく」を基本テーマとし「主食・主菜・副菜を揃えた食事」、「野菜摂取量の増加」、「食塩摂取量の減少」及び「牛乳・乳製品摂取習慣の定着」に向けた取組について、更に強化するため全国的に展開するもの(一部抜粋)
引用元:食生活改善普及運動特設ページより

厚生労働省のみならず、多くの自治体で「食生活改善普及運動」の取組みに関する情報発信がされていました。↓

3.「健康増進普及月間」とは…

生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての国民一人ひとりの理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進する(一部抜粋)
引用元:令和3年度健康増進普及月間について

株式会社セブン&アイ・ホールディングスでは、「健康増進普及月間」に合わせ、糖質50%オフのロカボシリーズのプレゼントキャンペーンを行っていました↓

「ロカボ」とは、極端な糖質抜きではなく「おいしく楽しく適正糖質」を心がけた食事法のことを言います。
糖質半分で美味しいお菓子が手軽に買えるのは嬉しいですね🥰

4, 「健康寿命」を伸ばしたい日本

「健康増進普及月間」の趣旨に以下のような記載があります↓

“生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等の発病を予防する「一次予防」に重点を置いた対策を強力に推進し、壮年期死亡の減少及び認知症若しくは寝たきりにならない状態で生活できる期間である「健康寿命」の延伸を図っていくことが極めて重要
(引用元:令和3年度健康増進普及月間について

「食生活改善普及運動月間」の令和3年度の実施要綱にも「健康寿命をのばそう」というワードがでてきます。

また、2016年に日本政府が「SDGs実施指針」で策定した8つの優先課題の中にも「健康・長寿の達成」が含まれています。

日本は、健康寿命の延伸を重視していることが分かります。

そもそも健康寿命とは、“あと何年元気に生きられるか”を測った数値で、平均寿命から介護状態や寝たきりの期間を引いた年齢のことを言います。

平成26年版「厚生労働白書」によると、日本の平均寿命に対する健康寿命は男性が79.55歳に対し70.42歳、女性が86.30歳に対し73.62歳で、それぞれの差、男性9.13年、女性12.68年が自立できない状態の期間となります。(2010年時点、下図参照)

スクリーンショット 2021-09-16 3.22.43

出典元:平成26年版 厚生労働白書より

少子高齢化によって急増する医療や介護を含む社会保障費用を、現役世代が支えていくのは限界があり、そのために国として健康寿命の延伸を促進する背景を理解することができます。

疾病予防と健康増進、介護予防などによって、健康寿命を伸ばすことができれば、もちろん個人の生活の質の低下を防ぐこともできますし良いことづくめですね!

個人的には、女性の平均寿命と健康寿命の差が12.68年もあることに驚きました。その間の費用や世話を任せる相手のことを考えるとその差が短い方が良いことは一目瞭然です。

私たちにできることは、まずこの数値の事実を知り、健康意識を高め、若いうちから疾病予防や健康増進に取組む必要性があるのではないでしょうか。

弊社でも「健康経営」をSDGs推進の具体的なアクションプランに入れており、メンバーの健康維持・増進に会社として取組んでおります。

スクリーンショット 2021-09-18 12.24.45

5.おわりに

今回ご紹介した「食生活改善普及運動月間」と「健康増進普及月間」に興味を持った理由は、私自身、在宅ワークの影響で運動不足が続いており、心を入れ替えたいと思ったからでしたが、調べていくともっと長期的な視点で深刻さに気づかないといけないと感じました😨
心機一転、健康寿命を伸ばすために今から意識改革をします✊

この記事をきっかけにみなさまが少しでも健康へ意識を向ける機会になれば幸いです。
ありがとうございました。

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?