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SNS投稿で見る企業のSDGs

こんにちは。SNSマーケティングエージェンシー「株式会社コムニコ」のマーケティング担当の齊藤です。
コムニコでは主に、We Love Social の編集などを担当しています!

We Love Socialは、コムニコが運営する、SNS運用担当者のためのメディアです。
Twitter、Instagram、Facebookなどのアカウント運用に役立つ情報や、 各プラットフォームの重要な仕様変更・アップデート情報、最新トレンドなど、 SNS運用のヒントが見つかる情報を発信しています。
初めて聞いた!という方は、ぜひ一度ご覧いただけると嬉しいです。

▶︎ SNS運用のヒントが見つかるメディア We Love Social

そんな私に『バトンをつないで #SDGs Challenge』が回ってきたので、今回は、これからSDGsに取り組もうと考えている企業の方向けに、ヒントが見つかるようなSNS投稿をまとめてみました。

1.SDGsに取り組む企業のSNS投稿事例

大きく分けると、以下の3種類に分類することができました。

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①製品・サービス系…自社製品・自社サービスに絡めた投稿事例
②企業活動系…SDGsに関連する自社の取り組みを投稿した事例
③情報発信系…SDGsに関する豆知識や、環境に優しい製品、他社の取り組みを紹介した投稿事例

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「自社でできることはなんだろう?」と考えることはもちろん大切ですが、自社サービスや製品にSDGsを取り入れるだけでなく、ボランティア活動や、他社のSDGs活動に関する情報発信なども立派なSDGsの取り組みになります。

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

弊社はSNSマーケティングのエージェンシーということもあり、今年5月に開催した「全社員参加型のオンラインワークショップ」の「どんな企業になりたいか、その中で自分に何ができるか」というテーマでは「情報拡散」を自分にできることとしてあげた社員が多くいました。

次は、それぞれの具体的な事例をご紹介します。

①製品・サービス系

キリンホールディングス株式会社

おいしい製品を作るにはその原料を作ってくれている人たちや環境が大切です。キリンビバレッジは、スリランカの農園が「レインフォレスト・アライアンス認証」を取得するためのトレーニング費用を支援しており、それらを「午後の紅茶の幸せループ」と表現しています。

目標2:飢餓をゼロに
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標12:つくる責任 つかう責任
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

株式会社 明治

明治は、「森をつくる農業」と呼ばれる、アグロフォレストリー農法によって栽培されたカカオ豆をカカオマスに使用した「アグロフォレストリーミルクチョコレート」を販売しました。
カカオだけでなく、他の木も一緒に植えることで「自然へのダメージが少なく、持続的に長期間の土壌利用が可能になります。」とあります。

目標12:つくる責任 つかう責任
目標15:陸の豊さも守ろう

くら寿司株式会社

くら寿司は、駆除対象魚でもあるニザダイに廃棄予定のキャベツを与えた『【ベジタブルフィッシュ】ニザダイ』と、定置網に入った未成魚を集めて畜養する取り組み「天然魚 魚育(うおいく)プロジェクト」に取り組んでいます。

目標12:つくる責任 つかう責任
目標14:海の豊さを守ろう

シチズン時計株式会社

CITIZENでは、環境に配慮した素材を使い、電池を使わない光発電時計である「CITIZEN L」を開発、販売。電池を使わずに、太陽光で蓄電し、稼働することができます。Instagramではアンバサダーを募集するキャンペーンを実施していました。

目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標12:つくる責任 つかう責任

②企業活動系

森永製菓株式会社

森永製菓は、SmaGO(ゴミ箱)を表参道に34台設置しました。ゴミを減らすという目的達成のために、リサイクルしやすいように、ポイ捨てをしない、分別する、というのも大切な一歩です。

目標12:つくる責任 つかう責任
目標14:海の豊さを守ろう
目標15:陸の豊さも守ろう

東京地下鉄株式会社

コロナ禍で人が集まるようなイベントは軒並み中止になっていますが、東京メトロではイベントで配布予定だったキャンディーを福祉施設などに寄贈しました。
捨てるのは簡単ですが、こんな状況だからこそ、普段以上に喜ばれたことだと思います。

目標1:貧困をなくそう
目標12:つくる責任 つかう責任
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

花王株式会社

阪急阪神ホールディングスグループと東急グループの協働による「SDGsトレイン2020」。SDGs(持続可能な開発目標)を象徴する17のゴールのカラーを使ってデザインされており、最新の省エネ車両を使用することで、実質的に再生可能エネルギー100%で運行できるそうです。
花王は、この取り組みに協賛し、プラスチックごみ削減にかける思いと、つめかえをしてくれるお客さまに向けた感謝のメッセージを車内に掲載しています。

目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標12:つくる責任 つかう責任
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

③情報発信系

株式会社 ロイヤリティ マーケティング

リサイクルに関する豆知識をTwitterとFacebookで投稿。サクッと読める文字量と、気づきのある内容でTwitterと相性が良さそうです。

目標12:つくる責任 つかう責任
目標15:陸の豊さも守ろう
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

株式会社東急ハンズ

東急ハンズは、“マイバッグの次のステップ”として、繰り返し使えるシリコン製のバッグを紹介。おしゃれな画像で、環境や社会問題を強く意識していない人にも興味を持ってもらえそうな投稿です。

目標12:つくる責任 つかう責任
目標14:海の豊さを守ろう
目標15:陸の豊さも守ろう
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

番外編

株式会社サンリオエンターテイメント

2018年9月からYouTubeでSDGsに関する動画を投稿しており、ハローキティチャンネルの中にSDGs関連の動画をまとめた「SDGs応援@ハローキティチャンネル」があります。
小さな子どもでも遊びながらわかりやすくSDGsが学べて、大人でも興味を持って新しいことが学べる動画になっています。

おわりに

文字量の関係か、今回はFacebookの事例が多く集まりました。
Twitterで発信する際は、株式会社 ロイヤリティ マーケティング(@Ponta)の事例のようにあまり多すぎない文字量で、豆知識やクイズのような形にするのがユーザーの参加も促せておすすめです。
Instagramでは他の画像との兼ね合いもあるかと思いますので、もしも雰囲気にあった画像が用意できないようであれば、カルーセルにして1枚目はテキストのみの画像にしてもいいかもしれません。

個人的には、くら寿司株式会社の取り組み『【ベジタブルフィッシュ】ニザダイ』が非常に興味深かったです。
神奈川県水産技術センターの「ウニのキャベツ養殖」にヒントを得たそうですが、廃棄予定のキャベツがこんな形で繋がっていくのですね。

このような取り組みは、環境や社会課題の解決だけでなく、企業の持続的な成長にも繋がっていきますので、ぜひSDGsに取り組んでみてはいかがでしょうか。

そうは言っても、すぐに自社製品やサービスにSDGsを取り入れることは難しいかと思います。③の情報発信や拡散という形であればすぐにでも始めることができるかと思いますので、今回の記事がSDGs活動を始める際のヒントになれば幸いです。

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