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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第3話]

第3話「想い出は片付かない」
ハナコ秋山さん脚本担当回。

今回も面白かったです。登場人物が多くて、賑やかで良い。秋山さんの、岡部さんへの全幅の信頼を置いている感じや、自分は「手下」(公式には「流されやすい青年」とのこと)にする辺りとか、ゲストである3人のキャラクター付けが面白かったです。こう考えると、秋山さんはどちらかと言うと、出方としてはじろうさんに近い感じですが、今回は一人3話脚本を担当しているようなので、立ち位置がどのように変わっていくのかというところもかなり個性が出そうで、楽しみになっています。

そして、バラエティ演出のような場面(最後お風呂に次々落ちていくところ)が印象的だった前回と比較して、今回は舞台のような照明の使い方が特徴的で、毎回何らかの演出のテーマがあるような気がしています。劇中劇に対して、「誰があの照明を用意しているんだ」とか、「誰が操作しているんだ」とか、「いつ打ち合わせたんだ」というところには突っ込まず、(「何か今日はおかしいぞ」みたいなセリフはあった)一層舞台の演出みたいだな、と。

あと、今回は鏡の演出が特に面白かったです。今まであまり注目していなかっただけかもしれませんが、二人の会話をメインで映し、その奥で第三者の表情を写すという演出が意図的に多く入れ込まれているような気がしました。
そして、今回の野球ネタ、元ネタは「ルーキーズ」だと思うのですが、実は他局なのは驚き。このあたりもツッコミがなく、特にメタ的にしていないところとか、面白かったです。

そして、長谷川さん。今回はほぼツッコミ、大忙しといった感じでした。劇中劇への参加は少なかったのですが、最後に参加するように促されて、ボールをキャッチしにいくシーン、短いながらも長谷川さんの演技の好きな部分がぎゅっと詰まっていました。指名されてからちょこちょこっと小走りして、大きめにぶつかるとか。(最近「ぶつかる」ボケ多くなっているような気がします。面白い。)
長谷川さんのキャラクター、最初はどちらかと言うとボケで、北山さんが突っ込んでいくということが多かったのですが、今回はほぼ全てのボケを拾っては突っ込んでいくという劇的な変化が起こっていて(大袈裟に表現しています)、ツッコミとしての信頼度がとっても高いのだろうな、と。ほぼ自由演技なんでしょうか。書き手が変わっていくことの面白さであると思うので、これからどのような変化が起こるのか楽しみです。
そして個人的に気になっている、定まらないバンダナの位置。確か1話の途中でぐっと右に寄せていたような記憶があるので、視聴者から見て左側が決められた位置なのだろうと思うのですが、真ん中に近い時もあったり、ちょっとずれていっている気がして注目してみると面白い。本来的な楽しみではないですが、これを見ていると、どのシーンから撮っている(恐らく外ロケとかが一切ないからだと思いますが、順番通りに撮っているような気がします)とか、この場面で一回切ったのかな、ということを考えながら見るのが好きです。

次回は空気階段のかたまりさん脚本担当回。そのあとがじろうさん回でしょうか。1話は、話の導入としてキャラクター紹介の要素も多かったかと思うので、それが済んだ後にどんな話が待っているのかすごく楽しみ。「まいど様」がなんだか既にもう懐かしく感じることすらあって、まあ、まいど様がまた出てくるかは分かりませんが。

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