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ダブルバインド

ビジネスだけでなく、恋愛にも使う必須テクニック。

二者択一であり誘導尋問にも使えるテクニックです。

しかし元々は怖い心理効果だったりします。




ダブルバインド
指示やお願いをした上で、それに矛盾した指示やお願いを重ねる。すると人はダブルバインド状況(二重拘束)に陥る。
行動の選択がしづらい苦しみから統合失調症を発症してしまうという理論。




何がビジネスや恋愛に使えるテクニックだよ!!!




ホントそうですよね。
これだけ聞くとマジで怖いと思います。

よく分からなかった人の為に例えると、強盗に「動いたら殺す」と言われて「動かなかった奴から順番に殺され始めた」とします。

おかしくなっちゃうでしょ。

まあ、これはあまりに極端な例です。

ダブルバインド」の生みの親、グレゴリー先生が例として挙げていたのは、母親が子どもに「毎日を楽しみなさい」と伝えた上で、「子供が笑っていると不機嫌になる」と、子供は矛盾した状況から強いストレスを感じて統合失調症などを発症しやすくなる。

というものでした。

これが「ダブルバインド理論」と呼ばれるものです。




いやだからどこがビジネスと恋愛に使えるんだよ!!!




忘れてました。

そしてこの「ダブルバインド理論」を進化させたのが催眠療法などで有名なエリクソン先生です。

拘束により相手の選択肢を誘導する「ダブルバインド効果」という催眠療法を編み出したのです。

それは「相手がどちらの選択肢を選んでも、こちらが意図した結果へと無意識的に誘導する」という心理的拘束。

一つ例えてみましょう。

「一緒に旅行に行くならディズニーランドと温泉、どちらが良いですか?」

正にこれこそ「ダブルバインド」の真骨頂ですね。
お気付きいただけたでしょうか。


そうです。

「一緒に旅行に行く」事が大前提になっている事で、旅行に連れていく事を意図していた場合、この質問は相手がどちらの選択肢を選んでも質問者に利が生まれる訳です。

これが「ダブルバインド効果」です。

こちらを使ったビジネステクニックもあります。
例えば、

「赤がお似合いですが、黒もありますよ、どちらにしますか?」

という形で、購入する事を前提とした問いかけにより、相手に「ノー」と言わせないように誘導していき、購入までの流れをスムーズにする事ができます。

この「ノー」と言わせない質問をするという部分は、以前記事にした「一貫性の法則(YES SET)とクローズド・クエスチョン」と明らかに矛盾している様な気もしますが、これは相手との関係性が重要になってきます。

全く初めましての場合は「YES SET」を使いスムーズな会話を心掛け、緊張が解れてきた関係性には「ダブルバインド効果」を使用してみて下さい。




ダブルバインド」についてご理解していただけたでしょうか。

僕は会話の中で日常的に「ダブルバインド」を利用しています。

特に異性として意識している相手には使いまくります。

「さっきの店員さんと僕で、抱かれるならどっちが良いですか?」

とか

「泊まるならネカフェとベッドがあるホテルどっちが良い?」

などなど。


無意識下ではなく、相手にガンガン意識させる事で既成事実を積み重ねて逃げ場を削っていくというプラン。




を、僕に使われた事があるって人が居たら注意して下さい。

指名手配中の詐欺師です。




皆さんも是非、仕事に恋愛に「ダブルバインド」を使ってみて下さい。

それではまた。

サポートして頂いた方の事は一生忘れません。 靴ぐらいなら喜んで舐めます。