![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124535221/rectangle_large_type_2_10d4024b19ccab18b6dc19221d0da1a6.jpeg?width=1200)
CBD, CBG, CBN, CBCのシミとメラノーマに対する効果
CBD, CBN, CBG, CBC(カンナビノイド)は、メラニン生成(シミ)や、メラノーマ(ホクロのガン)の改善に使用される可能性がある。その根拠を示すため、以下の論文を紹介する。
①カンナビノイドはメラノーマの生存率を下げる
![](https://assets.st-note.com/img/1702540489251-R0OmKlQvu0.png?width=1200)
対象:B16F10細胞(マウス由来のメラノーマ細胞株)
投与:CBD, CBG, CBN, CBC(6.25, 12.5, 25, 50, 100 μg/ml)
方法:各カンナビノイドの処理後、B16F10細胞を48時間培養し、細胞の生存率を測定
図3
縦軸:B16F10細胞の生存率
横軸:各カンナビノイドの濃度
CBD, CBN, CBG, CBCは、濃度依存的にメラノーマ細胞株の生存率を下げる
②CBD, CBN, CBGはメラニンの合成量を下げる
![](https://assets.st-note.com/img/1702541862548-Ec571F07II.png?width=1200)
対象:B16F10細胞(マウス由来のメラノーマ細胞株)
投与:αMSH(10nM), CBD, CBG, CBN, CBC(2.5, 5 μg/ml), KA(200 μg/ml)
αMSH…メラニン合成を促進する
KA…コウジ酸、メラニン合成を抑制する(ポジティブコントロール)
方法:αMSHの処理後、各カンナビノイドとB16F10細胞を48時間培養し、メラニン濃度を測定
図4(a), (b)
縦軸:細胞外のメラニン濃度(αMSH投与時の濃度を100%)
横軸:投与した物質
結果
2.5 μg/mL(図4a)では、CBDのみ、メラニンの細胞外含量を有意に減少させた(52.49%)。一方、5 μg/mL(図4b)では、CBGとCBNが、CBDよりもメラニンの細胞外含量を有意に減少させた(それぞれ29.76%と34.14%)。
図4(c), (d)
縦軸:細胞内のメラニン濃度(αMSH投与時の濃度を100%)
横軸:投与した物質
結果
CBD、CBG、およびCBNは、5 μg/mL(図4d)のみ細胞内含量を有意に減少させた(それぞれ67.87%、61.25%および60.59%)。
CBCは細胞外および細胞内のメラニン含量に重要な調節効果を示さなかった。
③カンナビノイドはメラニン合成酵素の活性を下げる
![](https://assets.st-note.com/img/1702543698151-Ckvbi4NInT.png?width=1200)
投与:CBD, CBG, CBN, CBC, KA(50, 100, 200 μg/ml)
図6
縦軸:チロシナーゼ活性(コントロール投与時の活性を100%)
横軸:投与した物質と濃度
結果
CBN、CBCおよびCBGは、100および200 µg/mLでキノコチロシナーゼに対する阻害活性を示した(図6a)。マウスチロシナーゼ阻害アッセイでは、CBNのみ中程度の活性を示した(図6b)。
④CBD, CBG, CBN, CBCを用いたバーム商品
CBD, CBG, CBN CBCを用いて、バームを作りました。
CBD バーム 38 g(カンナビノイド1000 mg)には、CBD 700 mg, CBG 75 mg, CBN 30 mg, CBC 195 mgが含まれます。
その他CBDバームに含まれる原料の効能は、以下のマガジンをご覧ください
![](https://assets.st-note.com/img/1702545573067-eT0emnMX6V.jpg?width=1200)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?