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学生服業界にって、興味あります?

皆様、おはようございます。こんにちは。こんばんは。

私は、とある地方で某学生服メーカーの営業マンをしております、ちゃんちーと申します。

この度、業界から目をつけられないかヒヤヒヤしながらも、勇気を振り絞りnoteを始めました。

始めたきっかけと言いますか、その根底にあるものは「不満」です。この学生服業界に足を踏み入れ、実状を知っていく中で、自ずと生まれてきた「不満」。それをただ共有したいだけなのです。

その「不満」の中には、是非皆さんに知って欲しいこと、共有しておきたいことがいくつかあります。

なるべく愚痴にはならないよう、青二才営業マンの実体験を交えながら、学生服業界の実状をお伝えできればなと思っております。

ゆくゆくは、学校の先生や、学生のお子様がいらっしゃる保護者の方の目に付くぐらい広がって、何か変革のきっかけになればいいな、なんてことも思っています。

業界の話ばかりでなく、学生服の豆知識なんかも発信していければなと思っています。

さて、この記事のタイトルにもしましたが、皆様、学生服業界にって興味あります?

国内には、よく聞く名前の大手老舗メーカーから、地場(地方の小規模工場で縫製している)メーカーまで、実にたくさんの学生服メーカーが存在しています。シェアで言えば、大手老舗メーカー4社が市場のほとんどを占めている状態ですが、深刻な少子化が加速していくこのご時世、年々減少していく分母の中で如何にして自社商品のシェアを伸ばせるか、如何にして他社物件の制服を自社商品にできるか、これがざっくりとした学生服業界の商売です。

中学校制服でよく見られる詰襟学生服(学ラン)やセーラー服は、学校から業者指定されていることが少なく、各メーカーが業界内で定められている一定の基準内で様々な特徴をもった商品を開発し、販売店に営業をかけて商品を置いてもらい、競合他社と鎬を削っています。(このような商品を業界用語で"併売"商品と言います)

それに対し、高校制服のようなその学校のシンボルとも言えるオリジナルのデザインを採用している学校は、制服の仕上がりに統一性をもたせるため、製造業社が1社に固定されていることが殆どで、一度採用されると数年はモデルチェンジされません。そのため、各メーカーは数年の売上は間違いなく確保できるこのような物件を躍起になり獲得しにいくわけです。(このような物件を業界用語では"丸抱え"物件と言います)

とまあ、長々と話してしまいましたが、学生服業界は大きく分けてこの2つを軸に商売が動いています。(もう1つの分野に「スポーツ(体操服)」もあります)

今回はここまでにしておきましょう。

次回からは、「併売」と「丸抱え」の2つの視点をベースに、それぞれの分野での実状を少しずつお話しできればと思います。

それでは!




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