耳下腺に癌が出来たので入院してる②

これで私もサイボーグに……
「ならんから!生身だから!」
えぇーカテーテル入ってる感じそうじゃない?
「カテーテルのカの字もはいらんわ!!」
カテーテルちゃんと入れて?!最後まで入れて?!

という茶番を入院前にこなしてきました。
因みに、先生たちも大概茶番でしたよチキショウ。
一番は外部からいらしてる麻酔科の先生かな。
面談終わって扉閉めたら即「終わったから帰っていい?????」との声が聞こえてきましたもの。テンション高いなって思うと同時に一瞬にして不安に。主治医のE先生の安心感が吹っ飛んだ。

さて、入院してシャワー浴びて翌日20日に手術です。
ショーツ、オペ着、圧のかかる靴下を履いて待機。
ドキドキしながら向かいます。
国際医療センターのオペ室の扉をくぐるとまだオペ室じゃなかった。
同じ朝一オペの患者さんが先に待機しており、その更に先を歩かされようやくオペ室前に到着。
19日に顔合わせした形成の先生方や麻酔科の先生、主治医のE先生など沢山の先生と看護師さんの顔を見て挨拶し、帽子被ったら即オペ室に。
感想として「広い」。
なんやここ、行ってた専門の地下教室(高めに作ってあり、非常食とかも完備されていた)より広いてどういうこっちゃ。
わーひろーい!という間も無く、急かされながら思ったより簡素な台に寝かされ、痛い点滴を打たれ、心電図を貼られて即麻酔でネオチ。
夢を見ていたと思ったら、呼びかけられて「手術終わりましたよ」と言われてICUへ。
ちなみにオペ室移動が8時半だったので、意識取り戻して入ってきた親に「今何時?」と聞いたら18時と言われなんと9時間半の大手術。
まぁ1日かかるっていわれてたもんね。
摘出、洗浄、筋肉で顔面埋めてって感じですしおすし。

ICUは一晩中地獄。口が渇いてナースコール押したのに、間違いだと思われるし、意識朦朧としながら「口が渇いて……」と言ったら一回だけ濡れたガーゼで拭いてくれましたん……あとは渡された濡れガーゼで適宜口を湿らせる苦行。
となりのおじさんとおばさんのゲホゴホガハと看護師さんの声、自分の喉の乾燥でゲハゴホ、定期的に急にやってくる血圧計の締め付けで起こされるという地獄。これだけでもう入院したくねぇ。

ICUに1日いると思ったら、なんと午前中に個室に入る事に。
大掛かりな手術だったのでICUの近くに入れられたらしい(朦朧としててよくわからんかった)

歩いてくださいと言われたが、おそらく麻酔が抜けきってない事と高熱でフラッフラなことで2時間ごとにトイレに行く以外座るのも無理!!な状態。
アイスノン死滅させたのは私です。

傷はどうですか?と言われながら、巡回に来た先生に耳のとこブニブニ押されて「押されてるのはわかるが感覚がわからん」状態、形成の先生に足どうですか?と言われてムギュウ!と掴まれて「あだだだだ」と声を上げられて「痛み止め出します?」っていわれ。
いや!なんもされなきゃひきつる以外あんま痛くねーーーし?!と思いながら「うーん、まだ大丈夫です」と返答。
2日ほど熱と、謎の情報量の多い夢で魘されていましたが、日に日に歩けるようになりました。

あんまりにも熱も下がらんし、ちょっと耳下の方が痛いなってなったのでカロナールという痛み止めをもらいました。
ちくしょう熱ざましもはいってるじゃねーか!!早く言え!!!!


#癌 #入院 #日記 #エッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?