減ったのは脂肪じゃなくて筋肉だった
減らしたかったのは脂肪だったのに・・・。
と、その体験をシェアすることをご了解いただいたので、今日は、そんなA子ちゃんのお話です。
1. A子ちゃんは40代の女性
今回のA子ちゃんは、40代の女性。
職業は、会社員。
A子ちゃんは、ダイエットのために、少し前からジムに通い始めていました。
ダイエットと言っても、ただ体重が減ればいいというものではなくて、
あくまでも、増えすぎたと思う脂肪を減らして、健康的に体を絞るためのもの。
なので、A子ちゃんはジムでの運動の前後に、筋肉を守るために糖質とたんぱく質を摂って、筋肉が減らないように気をつけていたんです。
そんななか、ちょっと体調を崩して、1週間ほど食欲がなく、食べられない日もある、ということがあったA子ちゃん。
体調が回復してジムに行って、まず体組成計に乗ってみたら・・・
2. 一ヶ月前より筋肉が1.2キロも減っていた
なんてこった!
せっかく大事に守ってきた筋肉が、1.2キロも減ってしまっていました。
調子が悪かった1週間なんて、激しい運動をしていたわけでもないのに。
どうして??
3. 筋肉が減っちゃうわけ
A子ちゃんだけでなく、どんなひとの体も、いつも、いまこの瞬間も、「壊す」と「作る」を繰り返しています。
「壊す」と「作る」を繰り返しているから、私たちは見た目、変わらないように見えるんです。
変わらないようにみえるけど、実は、毎瞬、毎瞬、新しくなっているんです。
で、この「壊す」は、問答無用で行われます。
そして、自動的に「作る」が行われます。
ただし、材料があれば、のハナシ。
「作る」には材料が必要です。
木材とか釘とかがないと、おうちが建てられないのと同じです。
筋肉(骨格筋)は、生きているだけで、1日に1%が壊れていきます。
なんたって、どんどん新しく作り変えることが、私たちの体の前提だから。
だから、作るための材料が入ってこないと、壊れたままになっちゃうのです。
ちょっと思い出してみて。
A子ちゃんは、調子が悪かった1週間は、あまり食べられなかったんですよね。
ひとの体は、食べ物が十分に入ってこないと、脳を守るための糖を筋肉を壊して取り出そうとします。
つまり、十分に食べられなかった間に、A子ちゃんの体は自然に壊れていく筋肉を作り直せず、脳を守るためにさらに筋肉が壊れていったせいで、筋肉がどーんと減っちゃったというわけです。
脂肪から減ってくれたらよかったんだけど、A子ちゃんは調子がよくなくて運動できなかったから、脂肪はあまり使われなかったんですよね。
A子ちゃんの筋肉が減ったのは、こういうわけでした。
4. その後、筋肉はどうなった?
食事の大切さを身をもって実感したA子ちゃんは、改めて、食事と栄養(栄養療法用のサプリメントのこと)をしっかり摂るように心掛けました。
そして約1ヶ月後。
そうなんです。
ちゃんと必要な材料を入れたら、体は「作る」んです。
A子ちゃんの場合は、不調があって食べられていなかったから、言わば病み上がり状態。
筋肉以外にも作り直すものがいっぱいあったので、摂った栄養を全部、筋肉の再生に使うわけにはいかなかったんですよね。
なので、100%は戻れなかったけど、A子ちゃん(の体)、がんばりました!
5. 気にすべきは体重じゃない
食べないと痩せるし体重が減るけど、それは本当は減らしたい脂肪が減っているのではなく、筋肉などの組織が減っている可能性が高いです。
筋肉が減ると、リバウンドする可能性が高くなるし、病気につながっていく可能性もあるんです。
なので、筋肉を減らさないで!
だから、筋肉量が測れる体重計を使ってくださいね。
最後にもう一回。
食べないで痩せたら、筋肉が減っちゃいます。
筋肉を減らさずに、健康的に痩せるために大事なのはこれ↓
ご相談メニューはこちらから。
A子ちゃんも愛用!
おうちごはんで栄養、特にたんぱく質をラクに満たしたい人のための、オンラインお料理レッスンです。
この記事をおもしろいと思ってくださったら、サポートしていただけると嬉しいです。すごく勇気づけられます♡ いただいたサポートでやってみたことが、次の記事を書くもとになります!