noteのヘッダオステオパシーでバランスを知る

オステオパシーで知った’完璧でなくていい’

息子の難病に対処しようと、
いろんなことをやってきたけど、
やってみたことで効果が見られると、
その時に
「これだ!これだったんだ!」
と期待に胸が膨らんだよ!!

そして、
必死に学んだものもある。


その一つは分子栄養学。

おもしろい〜〜!とか
すごい〜〜〜!とか
思ったことを
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よかったら、
#からだが愛おしくなる分子整合栄養学
#あなたがあなたを認めるための分子栄養学
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◆筋力が弱くてもバランスがあれば

もう一つが、
オステオパシー。

オステオパシーというのは
スティル博士が考案した療法で、
ものすごくざっくり言うと
整体のようなもの。
(オステオパスの先生方には
 異論がおありだと思いますがご容赦を)

スティル博士の言葉に
こういうものがあるの。

オステオパシーは、
筋骨格構造をバランスよく整列させ、
神経の圧迫を取り去り、
内在する医師である血液を
体の隅々に行き渡らせることによって、
体が自ら治すようにしむけているのである。

この【バランス】の持つ力を、
オステオパシーと出会って
私は初めて知ったの。


日本には
オステオパシーの流派のようなものが
たくさんあるのだけど、

私と息子が出会ったオステオパシーは、
施術を受けると、
息子は「楽に歩ける〜!」と
ご機嫌でガシガシと歩いて行ってね、

どういうこと⁈
と私はびっくり。

スクリーンショット 2020-03-10 22.38.49

筋力が弱くても、
からだの左右がバランスよく動けば、
楽に歩けるということは、
ショックに近い驚きだったの。

筋力を強くしなくちゃ、
強くしなくちゃって
思っていたけど、

完全体でなくていいんだ。
完璧でなくていいんだ。
その人の、その時の、
できる限りでいいんだ。
大事なのはバランスなんだ


完璧を求めがちな私にとって、
オステオパシーをトライしてみて、
これがわかったことは、
私にとってすごく大きなことだったの!


完璧でなくてもいい
ひとにはいろんな可能性がある
いろんな補い方がある
いろんな形がある
それでいいんだ


オステオパシーが
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに
良い効果があるという確たる情報は
特になかったのだけど、
もしかしたら、と思って
やってみた先に
これがわかったことは
私にとっての宝。


何よりもまず、
息子の施術を
引き受けてくださった先生に
本当に感謝です。


◆骨が動く⁈

驚いたのはバランスのことだけでは
なかったの。


息子を治療院に連れていって
ひとのからだの骨が動いていることを
自分の手で感触として感じとった時には
それはそれは大興奮。

わたしたちの肺が
呼吸すると大きくなったり
小さくなったりするように、

骨もわずかに伸び縮みしたり、
前後や左右に動いていたりしたの!

あの硬い骨が、よ!!

で、
全部の骨が
いっせいに同じ方向に動いているのでは
なかったのよ。

一見、
てんでバラバラに動いているようで、
結果的に、
全体として一つの美しいハーモニーを
奏でている。

画像3

そんな感じだったの。

まるで全体でとるバランス。

ひとのからだの仕組みって
芸術のようだと思った。


先生に頼み込んで、
息子に対する施術のやり方を教わって、
日々、
私は息子のからだの調整を
ずっとやってたの。

下手で時間がかかる時もあったのに、
息子はよく信じてつきあってくれたなぁ
と思う。

ありがとうね。


◆これでいけると思った

さらに、
分子栄養学での栄養療法を始めたら、
そのオステオパシーの先生は、
息子を見て驚かれたの。

肌が
ものすごくきれいになりましたね!
栄養を入れると
こんなに変わるんですね!

皮膚は
からだの中では優先順位が低いの。

内臓など生死に関わる部分に
栄養は優先的に使われていくのね。

つまり、
目に見える部分の皮膚が
変わるということは、
目に見えない内部が
変わったということ。


ちなみに、
この頃に摂っていたのは、
BCAA
ビタミンB群
ビタミンD
ビタミンE
ヘム鉄


栄養療法とオステオパシーで
ずっと対応していけそう、
このままいけるんじゃないか、
そう願っていた。


中学2年生の運動会で
助けてもらいながら
100mをなんとか走り(歩き)きったあと、
翌年は車椅子での参加だった。


成長とともに
筋力がさらに落ちてきたからなのか、
オステオパシーの施術でも
変化が起きにくくなり、
やめることに。


◆永続的な効果ではなかったけど

オステオパシーは
6〜7年お世話になったと思う。


私が期待したような
永続的な効果ではなかったけど、
でも、
おかげさまで、
からだの歪みも少なく、
主治医にびっくりされるほど
歩くことやからだを動かすことを
息子は楽しめた。


患者の会などでも
マッサージを勧めていて、
いくつかのマッサージを受けてみたり
したのだけど、

私が
このオステオパシーを続けたのは、
息子を診てくださった
オステオパシーの先生が、
筋肉をぐいぐい押してほぐすことを
しなかったから。

筋肉が壊れやすい病氣であるからこそ、
筋繊維の1本1本を大切にしたい

と軽〜く触れる施術で
やってくださっていた。

みなきた

息子にはそれが合っていたかも
しれない。


上で、
骨などのからだのパーツそれぞれに
動きがあることを書いたけど、

からだのことを学んでいくと、
そうした本来の動きを邪魔しない
弱い刺激は、
からだが無理なく変化して
本来のバランスを取り戻すのに
良いように思えるの。


お子さんによって
合う合わないはあると思うので、
こんな考え方も
一つの選択肢として。

お母さんが『良いかも』と
思ってみたことは試してみて。

その先に、
何か得るものが必ずあるから。

#デュシャンヌ型筋ジストロフィー

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