子供で頭が痛いなんておかしいと思ってた
今回のA子ちゃんは30代の女性。
お嬢さんが頭が痛いというのを
「子供のくせにそんなのおかしい」
と思っていました。
貧血について学ぶまでは。
1)貧血ってなんだ?
頭が痛いと言っていたのは、A子ちゃんの10代のお嬢さん。
A子ちゃんは、気のせいや仮病じゃないかと思っていたそうです。
頭痛にはいろんな原因があるけど、その一つが貧血。
えー??
貧血が頭痛の原因??
と思いました?
ふら〜っと倒れるだけが貧血じゃないんですよ。
じゃあ、貧血ってなんでしょう?
2)酸素を運べないとどうなる?
そう、貧血の問題は、酸素を運べないことなのです。
あなたもいま、無意識に呼吸をしていますよね。
その呼吸で、私たちは酸素を取り込んでいるわけですが、
では、ここで質問です。
その酸素を何のために取り込んでいるのでしょうか。
知ってます?
・
・
何のため??
・
・
それは
なんです。
つまり、
のです。
エネルギー不足では、いろんな症状がでます。
「疲れやすい」という症状は、エネルギー不足そのものでわかりやすいですね。
便秘と下痢は、正反対の症状に見えますが、どちらもエネルギー不足で起こることがあります。
そうなんですよ、便秘や下痢も、貧血が原因となっていることがあるんです。
いろんな症状が出るから、これが貧血だとはわかりにくい困りものなのです。
まず、これを覚えてくださいね。
3)貧血で頭痛になる?
そうした貧血のいろんな症状の代表的なものが、頭痛。
どうして?と思いますよね。
それは、そもそも脳が、たくさんのエネルギーを必要とする部分だからです。
骨格筋と肝臓の次にエネルギーを大量消費するのが脳で、体全体のエネルギーの20%を消費するのだそう。
脳の重さは体全体の2%ぐらいしかないというのに。
しかも、眠っている時も、起きている時と同じくらいのエネルギーが脳には必要なのだそうです。
働き者ですね、私たちの脳。
そのエネルギーを作り出すのに必要なのが、呼吸で取り込んでいる酸素でしたね。
さきほど、
と書きました。
つまり、
ということなのです。
4)10代の女子は貧血
あまり知られていませんが、成長期の体にはたくさんの鉄が必要です。
その成長期には、部活などで激しい運動をするから、さらに鉄が必要になります。
酸素は鉄にひっついて体中に送り届けられるからです。
ところが、
女の子の場合は、この時期に生理が始まって鉄を失い始めます。
だから、
10代から女の子は貧血が始まる
と考えておいた方がよいです。
その貧血のために頭痛が起こる可能性はあるわけです。
たとえ、10代の女の子でも。
5)痛み止めでごまかすと
だから、A子ちゃんの10代のお嬢さんも、貧血で頭が痛かった可能性は高いということに。
気のせいとか、仮病とかじゃなくてね。
昨今、中高校生の女子は、頭痛薬をまわりの誰かが絶対持っているという状況なのだそうです。
頭痛はつらいからなんとかしたい、という気持ちはすごくよくわかるけど、
でも、
貧血が原因の場合、痛み止めを飲んでもその場しのぎでしかなく、
からだ全体のエネルギー問題は残されたままになります。
6)受験にも影響するから
さらに成長期のこの時期は、受験というイベントも待ち構えています。
脳が働くためにはエネルギーがたくさん必要なのは先ほど書いたとおりです。
なので、受験がうまくいくためにも、貧血は邪魔でしかありません。
がんばりを成果につなげたいと思ったら、とにかく貧血を改善するのが確実。
からだ全体にエネルギーが行き渡るようになるのですから。
今回は、貧血があるとエネルギー不足になって、10代の子供でも頭痛が起こることがあるんだよ、というお話でした。
生理がある女の子が頭痛を訴えたら、それは貧血が原因かもしれません。
A子ちゃんのように、貧血を体のしくみに沿って改善する方法を学ぶには、こちらの講座があります。
ただ鉄剤を飲む、ほうれん草を食べる、ではなかなか改善しないのは、体のしくみに沿っていないから。
講座の内容がさくっとわかるダイジェスト版もあります。
お知らせ
まず相談してみたいというかたはこちらから。
たんぱく質は貧血を改善するキーです。
おうちごはんで栄養、特にたんぱく質をラクに満たせるオンラインお料理レッスンやっています。
この記事をおもしろいと思ってくださったら、サポートしていただけると嬉しいです。すごく勇気づけられます♡ いただいたサポートでやってみたことが、次の記事を書くもとになります!