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住む場所 帰る場所 家はハコでなくドコに住むか

住まいづくりにおいて『場所=エリア』はとても大切な要素だと感じています。

駅、学校区、自然環境、周辺施設、色んな要素があります。皆さんは何を住まい探しの軸にされているでしょうか?

私は親が転勤族だったため、子供時代に何度か引越しを経験しました。

そのため私には、「地元の友達」というものがいません。若いころも多少はありましたが、年令を重ねるごとに寂しさを感じたりしています。

「住まいのサブスク」といったサービスまである時代。同じ場所で暮らし続けるというライフスタイルは変わってゆくのかも知れません。

ただそれも、「地元、実家へ帰れば知った顔に会える」という、自分のルーツになるエリアやお家があってこその醍醐味かも?などと考えたりします。

ちなみに、私が自分の家を建てたのは13年前、上の子が幼稚園へ進む前に、「小学校区」で住むエリアを決めました。

そのエリアで土地探しを始めた矢先、200戸以上が建つ分譲地が販売開始になりました。子供が同年齢くらいのご近所さんもたくさんいたため、「幼なじみを作って欲しい」という思いで、そこに決めたのを良く覚えています。

実際、その分譲地で新しい「丁番」が増え、学校もクラスが増えるくらいの一大転入でした。

ありがたいことにこれまで、ご近所や子供の幼なじみご家族さんともトラブル無く、「ココに住んで良かった~」としみじみ喜びを噛みしめる経験もできました。

特にこれからも私の思い出になるのは、子供の小学校卒業式です。それは式典なんかでは無く、友達と一緒に歩いて帰る後ろ姿でした。

六年間の毎日の後ろ姿を見せてもらったような気がして、思わず写真に収めました。

「子どもに、地元と幼なじみができてホントに良かった…」個人的な背景あっての感情ながら、住む場所選びは本当に間違いなかったと自分を褒めました。

ちなみに「居住エリアによる子どもの成長への影響」というのは実感として有ります。

私はかつてマーケティング職に就いており、企業の新規出店前の商圏分析なども仕事として行ってきました。エリアの区切りとして「小学校区」は重要です。これは、所得や年令構成の近い世帯が、小学校区で分かれているパターンも多いためです。

子どもの成長にハナシを戻すと、新興住宅地では習い事にも熱心な親は多いです。小さい頃から周りにつられ、子どもが自然とチャレンジする環境があったと感じています。

その場所やエリアだからこそ出会えたご縁が、一生の財産になってゆくこともあると思います。ご近所さんとは「老後はみんなで見守りしあおうねー」と笑って話しています。

私たちも土地探し、物件探しからお手伝いをしています。大切にしたいのは『家はハコでなくドコに住むか』間取りやデザインなど以上に、ご近所さんから得られる幸福感も大きいものです。



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