#5 ピンチを救った文章術

■今回ご紹介する本
「6分間文章術」
中野 巧 著

■本の内容について
1枚のチャートから文章を作成できるフレームワークを紹介している本です。
本のタイトルのある通り、6分間で文章が組めるというのを特徴としています。
使ってみた感覚としては、文章全体を作るというより、聞き手目線の文章構成が自動的に出来上がるといった感じだと思います。

■ピンチを切り抜けた話
この本のフレームワークを使ったことで、ピンチを切り抜けたことがあり、その意味で文章術に助けられたと思っています。

まだ世の中がコロナとは無縁の頃ですが、上司から急遽、自社のサイトにサービス紹介を載せるための原稿を用意してくれと指示されました。
他の業務でバタバタとしていましたが、とりあえず引き受けることになり、隙間時間で原稿を作成・提出しました。

ところが、上司からは「ストーリーが見えない」との一言。。

私「・・・・」
「（おいおい、急な指示で対応したんだから、そりゃ出来るレベルにも限度があるでしょう…！）」とは思いましたが、それで事が終わる訳もなく、やり直しとなったのでした。

とは言え、他の作業も大量に残っているし、原稿修正に使える時間もほとんどない中、締切時間も迫っており「どうしたものか…」と思った時に、ふと、この「6分間文章術」を思い出したのでした。

そこで私は速攻で、紙とペンと付箋、そして「6分間文章術」を携えて（本は自宅にあったので、その場で電子書籍で購入！）会議室に籠もり、再度原稿を組み直したのでした。

文章に入れるキーワードはすでにあったので、すぐにフレームワークに落とし込めたのは大きかったと思います。

そして、すぐに上司に再提出。その結果は！？
上司「今度はちゃんとストーリーになっているじゃないか」

…ということで、事なきを得たのでした。めでたしめでたし。

この時は、その場を切り抜けるために使った形でしたが、もちろん通常時でも手軽に利用できますので文章作りが苦手な方などに、一度手に取ってみていただければと思います。

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