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冬は水の流れとミネラルバランスを見直すとき|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓


11月14日。立冬。
時々小春日和のようなお天気を挟みつつ、空や大気は冷たく澄んで、太陽はキラキラと美しく輝き、冬がやって来たんだなという確かな実感を感じられるようになった頃。

この日も前回に引き続き、季節の養生についてお話しました。
テーマは「水とミネラル」。

なぜこのテーマを選んだのかというと、実は冬は「かくれ脱水」に注意が必要な季節だからです。夏場は外も暑く汗をかきやすいので脱水に気づきやすいですが、冬の脱水には気が付きにくいのです。

でも、冬は空気が乾燥するのに加え、暖房をつけるし、さらに寒くなってくると自然と飲水量が減るので脱水になる条件がそろいすぎているのですよね・・。


★そんなかくれ脱水を見つけるポイントは、「カサ・ネバ・ダル・フラ」です。
なんだか呪文のようですね。

レベル1 《カサカサ》
皮膚のカサカサが目立ってきます。
特にくちびるがカサカサしてきたら、体が水を欲しているサインです。

レベル2 《ネバネバ》
口の中が粘るようになってきます。食べたものが喉を通りにくい感じがするかもしれません。東洋医学的には湿熱が溜まっている状態。

レベル3 《ダルい》
下痢や嘔吐、吐き気があり体が重だるくなってきます。
ここまでくると、水分だけなく経口補水液などミネラルも一緒にとらなくてはなりません。

レベル4《フラフラ》
暑い夏にはレベル1の症状だが、冬にフラフラした症状を覚える時は危険サイン!
血圧低下が疑われ、早急にミネラル分を多く含んだ水分を摂取する必要があります。

また、脱水症状の改善にはミネラルを一緒に取るというのは、実は東洋医学的に見ても理にかなっています。東洋医学的にミネラルは(秋)は水(冬)を育てるという相生(育てる)の関係にあるからです。

五行の関係

この日はミネラルのお話をしながら、我が家で愛用している神宝塩というお塩をお湯で割ったものをみんなでいただきました。ちょっと前、朝の瞑想会に参加した際、会の最後にいただいた飲み物がものすごく美味しくて、主催者の方に質問したところ、神宝塩のお塩ですよと教えてもらったのです。

冬は体の水の流れ、ミネラルバランスを整えながら、滋養があるものをたっぷりとりたいです。それはやがて春のフレッシュな力の種になっていきます。

写真提供:寺子屋てらこのゆかりさん。
ゆかりさん、いつもありがとうございます^^

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