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皇の時代の羅針盤 その十七


月刊プレジデントイーグル
人間心理の戦略を活かす
    経営者は会社を伸ばす!         Vol.17 1996.02.15

昨年より、経済や政治、周期やバランス、ものの見方や考え方についてわたしなりの考えを皆さんに伝えて来ました。そして、そのことが少なからずも、的を得たものであることは分かっていただけと思います。

このことを宣伝するつもりはあまりありませんでしたが、世の中とは不思議なもので宣伝をしたものがあたかも本物のように見られていくということを知りました。

また、より多くの人を集めた人が成功しているということも事実です。このように見ると、たとえその場限りのものであっても、人を沢山集めれば正義となってしまう訳です。もしこれが民主主義の多数決の原理だなんて考えたら恐ろしさを感じないでいられませんね。

確かに本当に正しくて、良いものや良い考えならば一番良いのですが、なかなかそうは行きません。

なぜ、このようなことを言うのかというと、船井幸雄という有名なコンサルタン卜がいます。この方は、今では多くの人を集められる人です。そのファンの人達は信者ですから、彼が嘘の表現をしたり間違った予測を出してもそれを認めようとしません。

これが、大きな間違いの元なのです。ここで、彼が95年に出した予測が外れたことと、そのとき、話した自分の髮の毛のことについて、わたしの聞いたことを話します。

彼は、その年の天候や経済について堂々と話しましたが結果は外れました。また、髮の毛について本では友人の毛はえ薬が効いて生えてきたと書き、講演では自分の脳波がシー夕波になっているから生えてきたと全く違った表現をしています。

その後の続きがあります。予測が外れたのは予測が当たらない時代になっているからだと言って自分の非を認めないのです。これが世界のコンサルタン卜だと言い切る人の言葉でしょうか。
これが事実であり世の中なのです。皆さん真実を見分ける目をもつ事を薦めます。
私は間違いをしない人間になりたいと思っています。人間だから間違うこともあります。しかし、嘘はいけませんね。萩原総研は保証論と人間分析と人格論をもって一人一人を成功の道へ導きたいと考えています。
それでは、今月のテーマにこれから入りたいと思います。

《成功についての考え方》


一般的に言われる成功とは、名を成し項を遂げるということですが、わたしの考えている成功とは少し違います。それでは、成功とは一体なんでしょう。そのことについて考えてみたいと思います。

まず始めに、成し遂げるということについて、人類が誕生して生き残るということ、また種の保存の時代から今日まで、人は死ぬまで何かを成し遂げるために生きているようなものです。

学校に入りそこで学び、卒業までがー区切りです。母親が、子供を立派に育てるのも成功です。芸術や、趣味、学問、仕事、信仰、開発、創造、想像、ボランティアと、あらゆる事柄について始めから終わりまでの過程での成功が考えられます。ここで言う終わりとは、一区切り付けたことです。

英語でサクセスと言いますが、これは進んで行くという意味です。これから考えても成功とは、ある目標に向かっている姿であると定義できます。
一般的にこれが、高い評価を受けたとき成功した。と言われるだけです。

諺に、神童も二十過ぎればただの人。これは、小さいとき何か優れたものがあっても大人になればたいした違いはないということです。それよりは、普段の努力がものを言うのです。また、貫き通す精神力です。

もう少し、成功について考えてみましょう。この世の中にある物すべてが、人が考えて作ったものです。

言い換えれば、『人が考えつく物(事柄)はできる」ということになります。』さらに、『自分が考えられる事柄はその通りになる。』ということです。これは、素晴らしいことであり、恐ろしいことです。

考えることすなわち想像することが結果として表れるとすれば、よいことを考えればよくなり、悪いことを考えれば悪くなると言えます。そうしたら、良いことだけを考えることが一番良いことです。

少なくとも成功者で悪いことを考えて成功したという人はいません。いたとしても、最後は悪い結果が待っています。例を挙げずとも、マスコミを賑わしている人達はその部類でしょう。

今まで話して来た内容は、あくまでも個人的なことです。自分にとって良いことであり社会にとって良いことを常に考えて行動し実現して行くことが真の成功ではないかと考えています。

ウィリアム・ジェームスという心理学者は、人は自分が考えた以上の人にはならない。つまり、今の自分は自分が考えたり想像したりした自分であるということです。

要するに自分は自分で築き上げて行くものである。また、あなたの考えが全てであるとも言えます。

もし自分の人生でうまく行っていないとしたら、このことを考えてください。そして、どんな自分になったらうまくいくのか想像してください。そしてその通りに行動し、話、考え、感動し、喜び、納得してください。自分を変えるのは自分です。

わたしは、あなたを変えるキーワードを発信するだけです。そのキーワードに気づき自分を変えた人が真の成功者になる可能性をもっているということです。なぜここで可能性というかと申しますと変えたと錯覚する人が多いからです。
特に成功したことの経験のない人にこのようなことが多いからです。自分の実力を他人が認めてくれるまでは本物とは言えません。

追記1

男子バスケ日本代表のオーストラリア戦

オーストラリアとは一敗一分けでした。
次の韓国戦では、一敗してしまいました。今日再度行われますが、
勝ちに行くと思います。
結果は遣ってみないと判らないですが、渡辺雄太、八村塁が出ていないが
彼らが合流して真価が発揮できることを思い描くこととどれだけメダルを
意識できるかで決まるだろう。

昔のことだが先輩が言う事には、韓国ではシュート練習しかしないようなことを言っていたが、本当かどうか、判らないものだと後で感じた。

中華や大韓民国は日本とやる時、変なライバル心を出す傾向がある。
リング下の攻防やカットインに対してのディフェンスでの厳しいハッキングを仕掛けてくる。それに負けないだけの地力を持たないといけないだろう。

ポジション取りがどれだけできるかが接戦を制するといえる。

スピードと素早い判断力が要求されることだろう。

健闘を祈る。

追記2
子供のころ、まだ中華がオリンピックに出ていないころ、
子供ながら中華の軽業を知っていたので、きっとオリンピックに出てきたら
金メダルを取るだろうと思っていた、ことを思い出した。

追記3
コギト・エルゴ・スム Cogito ergo sum
デカルトの言葉で、「我思う故に我あり」

皇の時代でも、自立するには我が大切になる。

良い人とか悪い人とかは、自分にとって都合が良いか悪いかで
決めているのでは、ないでしょうか?
神の思惑が民意となり静かに無理なく自然淘汰されていくのです。

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