会計事務所への就職事情
税理士になろうと思って会計事務所に就職したのは24才の時でした。大学2年の時に簿記2級を取得していたため、未経験でしたが会計事務所に就職することができました。
今回は、会計事務所への就職事情と題して、会計事務所で実際に働いている人はどんな人なのか、どんな人が採用されるのか、会計事務所の採用活動について解説します。
◆会計事務所ってなに?
会計事務所とは、公認会計士又は税理士資格を有する者が設立した事務所をいいます。公認会計士が設立した事務所であれば公認会計士事務所、税理士が設立した事務所であれば税理士事務所という名称の場合もあります。税理士事務所、会計事務所は法人格ではなく、個人事業主である所長が経営する組織です。
一方、税理士が複数集まって設立するのが税理士法人、公認会計士が複数集まって設立するのが監査法人で、この場合には法人格となります。
今回私が説明するのは、税理士が設立した会計事務所、税理士法人のお話です。
基本的に、前者の会計事務所などの個人事務所は従業員数が少なく、顧客の規模も小さい場合が多いです。後者の税理士法人の場合には小規模な法人から大規模法人まで、様々な税理士法人が存在します。
私が勤務したのは個人事務所の中でも比較的規模の大きい会計事務所でした。なので、これからお話しする内容は個人事務所や比較的規模の小さい税理士法人であれば共通するお話だと思います。
◆会計事務所で実際に働いてる人はどんな人?
会計事務所では公認会計士、税理士の資格保有者だけでなく、資格のない補助員も多く働いています。資格のない補助員は、税理士試験などの資格の勉強中の人だけでなく、資格の取得を目指していない人も多くいます。会計事務所では、税理士の管理のもとに業務が行われていれば、資格のない職員でも問題なく働くことが出来るからです。
◆会計事務所ではどんな人が採用されるのか?
会計事務所の採用基準は、会計事務所によって、採用する所長の考えによって異なります。税理士、公認会計士資格の保有者や資格取得を目指す人だけを限定して募集している事務所もありますが、会計事務所は人手不足であることが多いので、税理士、公認会計士資格のない者の募集も多くあります。
資格のない人で採用されやすいのは、他の会計事務所での経験がある人です。ただ、簿記2級を取得している人であれば未経験でも就職しやすいと思います。実際に私が働いていた会計事務所でも簿記2級を取得して未経験で入ってくる人は多かったです。プラスで事業会社での経理経験があれば、採用されやすいと思います。
事務職に就きたいという人で、会計事務所での就職を考えている人は、まずは簿記2級の取得をおすすめします。
◆会計事務所の採用活動
一般的な会計事務所の繁忙期は年末調整が始まる12月から、3月決算の申告が終わる5月、6月頃までになります。
そのため、会計事務所の採用時期は繁忙期の終わった7月〜12月が多いです。
また税理士試験が終わる8月の中旬と、税理士試験の発表が終わる12月の上旬には、採用情報が多く掲載されます。
採用情報は、それぞれの会計事務所のホームページや、会計専門の人材紹介会社の採用ページに載っています。
◆最後に
今回は、会計事務所の就職事情について解説してみました。
今後会計事務所の仕事内容についても、解説していく予定ですが、早く知りたいという人向けに、おすすめの本を紹介します。
この本では、会計事務所の仕事内容がわかりやすく説明されているので、会計事務所に興味がある人や、会計事務所への就職が決まっている人にオススメです。
読んでいただき、ありがとうごいます♪
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