『子どものデジタル脳完全回復プログラム』を読んで思うこと

今やデジタル機器を使いこなすことが求められる時代になりました。商品を買うときの会計は機器の指示に従ってするなど、あらゆる場面で機器を使うことが求められています。

そうなると、子どもには早い目にデジタル機器を使えるようにしたいと親が思うのも納得できます。しかし、子どもがデジタル機器を使うことは発達の妨げになるというのです。それと、デジタル機器の使い方は大人になってからでも遅くないのですね。機器の使い方にはパターンがあるので、それが分かれば使いこなせるようになります。

本の内容を簡潔に

私の要約

子どもがデジタル機器を使うことは発達に良くない。デジタル機器の利用、特にスクリーンを見ることが、脳へのアドレナリンの放出を促す。アドレナリンが増えることで興奮状態になるが、デジタル機器の使用を止めるとアドレナリンの放出が止まり、急激にやる気を失ってしまう。アドレナリンの放出のされ方が自然な状態ではないことが、心の病気に似た症状を誘発する。デジタル機器の利用は、前頭葉の働きを弱める。そのため、子どもがデジタル機器を利用すると、自制心が育ちにくくなる。

デジタルデトックスをしていくと、症状が治まることがある。その期間は少なくとも3週間。実験的にすることを子どもには伝え、期間が終わってもデジタル機器を渡す約束はしない。デトックスの期間は、デジタル機器を使わなくても楽しめる物を用意し、家族で楽しむことが大切になる。計画を立てて、周りに協力してもらうことで、デジタルデトックスは成功しやすくなる。

デジタルデトックスが終わっても元の生活に戻すのは危険だ。デジタル機器の利用は慎重にしなければならない。仮にデジタルデトックスが上手くいかなければ、見落としているデジタル機器の存在や方法の再検討をしていく。デトックスが終わってもデジタル機器の使うルールを決め、確実に実行する必要がある。

chatGPTによる要約

英語で100単語以内でまとめてもらいました。もともと英語で書かれていたものなので、英語のタイトル「Reset Your Child's Brain」を入れています。

「Reset Your Child's Brain」は児童精神科医のビクトリア・ダンクリーによる本で、スクリーンタイムが子供の脳に与える悪影響について論じ、4 週間の断食や食事の改善などの他の戦略を通じてこれらの影響を軽減する方法について実践的なアドバイスを提供しています。 睡眠、そして落ち着いた家庭環境を作ります。この本は、スクリーンが子供の発達に与える影響を心配している親に、証拠に基づいた推奨事項を提供しています。

google翻訳による日本語訳

子どもにデジタル機器は必要ない

子どもにデジタル機器は必要ありません。子どもの発達は、物に触れる、そこから感じる、考えてみたことをやってみる、ということを繰り返しすることが大切になります。経験したことを基に自分で考えて、やってみる。そこから分かることもあるのです。自分の経験があるからこそ、予測を立てていく力がついていくのだと思います。

玩具もデジタル機器が含まれるものが増えているようにも思います。そんなものに頼らなくても、子どもはパズルやぬりえといったアナログな遊びを進んでします。自分ですることによってできる楽しみを味わうのです。

デジタル機器の利用は避けられない

身の回りにはデジタル機器がたくさんあります。店での会計も機器の指示で支払うことが増えてきたと思います。利便性、ミスの減少、人手不足などのことを考えると悪いことではないです。その代わり、人と人とのやり取りが消えつつあります。

もののやり取りも実物があるから成り立つところがあります。それがデジタル機器の中でも行われるようになりました。どのようなやり取りがされているかが見えにくくなっているのです。クレジットカードやQRコードでの支払いが普及しており、現金でのやり取りを見えにくくさせました。これはこれで、支払いの記録をつけることができるなどの利点はありますが、お金を払わなくてもよいという誤った解釈をさせるかもしれません。

余談 ー大人が先回りしすぎー

子どもに様々な経験をさせるにあたり、失敗させたくないと思うのは分かります。失敗によってやる気を失い、実力があっても挑戦していかない可能性は否定できません。しかし、失敗することを避けさせていけば、どれが成功するのかを子どもたちは判断できなくなります。大人の顔色を伺う用になるのです。

デジタル機器の利用は基本、決められたことしかできないような仕組みになっています。予め決まったことの中でできることを探すしかないと思うような仕組みです。それも大切なことだと思います。ですが、できないこともどうしたらできるようになるのかを考える力も必要になるのです。これがデジタル機器の利用では身に着かない力だと思います。

まとめ

子どもにはデジタル機器は必要ないです。
代わりになるものはいくらでもあります。それを近くにいる大人思う所ですしむことが求められるのではないでしょうか。そんな時間が確保できないのが現状だと思うのです。

せめて、子どもと関わる時くらいはデジタル機器は使用できない状態にしたいものです。

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