拝啓 仕事を辞めたいほどしんどくなったあなたへ

拝啓 仕事を辞めたいほどしんどくなった名前も顔も知らないあなたへ

こんにちは。

この手紙を読んでいるあなたはきっと、仕事を辞めたいほどしんどいのでしょう。仕事を辞めるにしても、そのことに対する漠然とした不安があるかもしれません。どうしたらよいか分からず困っているかもしれません。そんなあなたに、私の実体験からしんどい思いに向き合うことについて、綴ります。

私は現在、病気休暇を使って仕事を休んでいます。休むことになった理由はいくつかありますが、1つ挙げるなら仕事が嫌になったからです。

好きな仕事ではありました。資格が必要な仕事です。勉強して資格を取得しました。辛いことがあるのは覚悟していました。慣れないこともありましたが、できることを頑張りました。でも、だんだん心に余裕がなくなりました。そして、仕事に行くことがしんどくなり、休むことにしたのです。休みの期間は2回延長しました。

仕事を休むにあたって、医師から診断書を書いてもらいました。心療内科で適応障害と診断されています。その後、職場にいる上司に診断書を渡すのですが、できるだけ職場の人に会わないようにしたいです。人の少ない時間を選んで上司のみに会って渡したいのですが、それができないのが現実です。誰かに会ってしまいます。

職場の人からは、「大丈夫?」「心配しているよ」などの声をかけてくれました。私からしたら、「あなた達が原因で体調を崩したのですが…」、と思います。職場の人に会うことが嫌です。職場の敷地内に入ることもできれば避けたいです。職場に行けば「おいで」と私を中に入れていこうとします。動けなくなった私に手助けしているつもりでしょうが、そもそも入りたくないのです。抵抗できませんでした。

診断書は合計3回出ています。最初は2カ月の休養が必要、期間が終わる前に追加で1か月休養が必要、更にその期間が終わる前に追加で2カ月の休養が必要。復帰する前に睡眠サイクルが崩れてしまいます。その影響で体調を悪化させてしまうのです。

もう仕事を変えるのがいいかな、そう思っています。1か所、中途採用を受けました。見事に落ちました。面接で採用されないことを察知しました。体調はそこまで良くなかった、面接での受け答えがうまくいかなかった、企業の求める人物像から少し外れていた、他にも理由はあるでしょう。タイミングが悪かったで済ませてもいいでしょうね、きっと。

今はどうしたらいいかを考えていますが、いい方法が見つかりません。何をしても悪い結果になりそうなので、今は仕事に関する行動を起こさないでおこうと思います。悪いことが起きている時に動くと悪いことが起きます。今は悪いことが起きなくなるのをゆっくり待っているところです。

仕事への復帰も検討することかなと思いますが、考えただけで体調に影響を与えます。考えるのをやめます。それでも考えてしまうので、体調が勝手に悪化してしまうこともしばしばあります。同じ仕事を別の場所で、という方法も考えましたが、少しリスクはありそうです。

仕事に関して何も考えないほうが気分は良いです。体調は万全ではないですが、悪くはないです。暇で仕方ないですが、自由気ままに行きたいと思える場所に行けます。物理的にも金銭的にも遠出はできませんが、自由にできる時間があるのは嬉しいことです。

休む期間を最初から長くとっていれば、体調の悪化を頻発させなかったかもしれません。心の病気と言われるものは数か月でどうにかなるようなものではないです。2カ月は長いようですぐ終わってしまいました。心を休ませるのには短いです。復帰する前に万全な状態になれなかったのですぐ悪化してしまいました。ゆっくり休めていないから休む期間はまた伸びてしまうのかな、そう思ってしまいます。

この手紙を読んでいるあなたもきっと私のように悪いことが起き続けているのではないかと思います。人生には波がありますから、いつかはいいことが起きます。そのいいことが何かは人によって異なるでしょう。小さなことでも、いいことを見つけていけたら少しは幸せになれると思います。何があっても、自分で自分の人生を終えるようなことは避けたいです。

大丈夫。希望がなくてもこの先見つかります。手にするチャンスは何回もあります。そのチャンスが今であっても、無理があると思うなら逃しましょうか。同じチャンスがめぐってくることはなくても、他のチャンスが来ます。全て望みどおり、は無理でも、譲れないものはしっかり握りしめていきたいです。

私は結論を焦って出そうとした結果、休む期間が延びてしまいました。今はゆったりできる時間があればいいんじゃないですか、そう思います。

眠れない夜に清書しました。

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