街頭演説を聞いて思うこと

ある日、何もすることがなかったので散歩に出掛けました。駅の近くを歩いていると、ある政党の選挙カーが止まっており、そこで演説をしている人たちがいました。

どんな話をしているのか気になりましたが、選挙カーの近くにはたくさんの人がいました。人の多い場所は苦手なので、近くに人の少ない場所がないか探しました。少し離れた場所に誰も座っていないベンチがありましたので、そこに座って聞くことにしました。そこからだと話をしている人たちの背中しか見ることができないのですが、話の内容が分かればいいです。

私が見ている限り、観衆は少しずつ増えていきました。通り過ぎていく人も多くいました。通り過ぎる人のほとんどが、何をしているのだろう、と気になっている様子でした。

選挙カーからの演説は、知事選、議会議員選のことでした。知事候補者、議員候補者も演説をしていました。場所探しで半分は聞いてないのですが…

演説の内容は私たちの生活を照らし合わせてみると理想のもので、現実的なものだと思いました。実現して欲しいな、そんな内容でした。実現するためには次の選挙で候補者を全員当選させてほしい、選挙に出る人たちの強い思いが出ています。

私のいた場所は人通りが少ない場所でしたので、誰も近くを通りませんでした。反対に、選挙カーの近くは人が通るのが難しいのかなと思うくらい人が集まっていました。交通整理をしている人はいましたので、通行の邪魔にはなっていなかったです。

選挙カーで話をしていることに興味を持った高校生２人（以降A、B）が私の近くを通りました。Aは演説している人を見て、「うゎ、○○（以降C）やん！」と言って興奮していました。Cは誰もが知っているであろう人でしたので、その気持ちは分かります。

Aは選挙カーにいる人達に向かって手を振っていました。Cが演説していましたが、背中を向けているので、気づいてもらえてなかったです。それでも、Bに「こっち向いてくれないかな」とか言いながら手を振っていました。Bも一緒に手を振っていました。

一通り演説が終わった後、たまたまCが高校生２人のほうを向きました。その時、Aは「こっち向いてくれてる」と喜んでいました。２人は思い切り手を振っていました。Cは２人に手を振り返していました。

「え！！　ファンサしてくれた！！！！！」

Aは興奮して言っていました。Bは落ち着いている様子でしたが、Cが手を振ってくれたことに対してびっくりして動けなかったかもしれません。有名な人とのやり取りをしたのですから、特別な気持ちになったのだと思います。知らんけど。

本日２０２３年３月２３日は９つの地域で知事選の始まる日です。この選挙では各道府県の代表を選びます。限られた地域なのに、全国でしますよ感があるのはなぜでしょう。統一地方選と呼ばれるからですかね？

実感を得にくいですが、私たちの生活を決める人を多数決によって決めるのです。今の生活が苦しいと感じるなら、選挙で変えるチャンスだと思うのです。人が変われば何かしらの変化は起きます。いい意味でも、悪い意味でも、有名な人が選ばれやすいと思います。何をするか、しっかりみておきたいです。

演説を聞いていたAとBには選挙権はないと思います。Cの存在によって２人がこの選挙に興味を持つことを期待しています。もしCにまた会いたいと思うなら、Cのいる政党か関連団体に入ると会える可能性は高くなるかな、そう伝えたいです。

今回の選挙も投票します。小さくても私の意思を示すためです。意思を示さない、いい人がいないという意味で白紙投票をしてもいいと思います。選挙権のある人は、投票に行きませんか？

統一地方選 9つの道府県の知事選 きょう告示 選挙戦スタート | NHK