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【ガンダムから学ぶ】システム導入注意ポイント3点

こんにちは、名古屋の女性社労士もちづきです🌸

最近Amazonプライムで「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」を見直していました。
来年1月に映画がやるので、その復習です!

リアルタイムで視聴した以来だったので、めちゃくちゃ懐かしかったのですが、まさかまさかの題名のとおり、
「そのシステム導入は絶対ダメだよ…!」と思うシーンがありました。
大人になってガンダムを見て、システム導入のことを考える日が来るとは思いませんでした。感慨深い…

ガンダム=システム導入?なんのこと?
と、不思議に感じると思いますので、早速書いていきたいと思います。

作品の終盤のネタバレになるので、まだガンダムSEED DESTINYを視聴前でネタバレがダメな方はここで止まってくださいね。
是非一度見ていただき、この記事に戻ってきて欲しいです!



✅SEED DESTINYのシステム導入とは

まずは、作品終盤に出てきたとあるシステム導入について簡単に説明します。

ガンダムSEED DESTINYの世界では、
「A:遺伝子操作をされていない人間」と
「B:遺伝子操作をされて能力値が高い人間」
と分かれていて、この2つが対立する世界となっています。
簡単に言うと、Aが能力の高いBのことをうらやましく思って、それが原因で争いになった、みたいな感じです。

そして作品終盤で、B側の国で

「そもそも全人類が自分の能力のことを知らないからいけない。自分が本来適性のない職業についているから上手くいっている人がうらやましくなる。つまり、自分が適性のある職業に就けば人のことをうらやましいと思わないから、争いは生まれないよね!」

という理論が展開されます。

こうして、
「遺伝子検査をして適性を見極め、決められたことだけして一生を終えようプラン」
を全世界に導入しようという話になりました。

もしサイコパスというアニメをご存じの方は、シビュラシステムみたいなものだとお考えください。

ここで、「決められたことだけなんて嫌だよ!自由がないよ!」と反発する国が出てきます。
その国はつまり、計画に賛同しない→争いの火種を抱えたまま生きる→世界にとって不安分子なので国を滅ぼします
という理論で攻撃してくるので、これに対抗する…というストーリーが展開されます。


✅注意①:導入前にまず、説明会を行う

作品内ではテストも何もせず、いきなりB側から「導入するから!」という宣言が全世界にされました。
もちろん、自国でも他国でも大混乱。
「本当にうまくいくの?」と多くの人が混乱する様子がありました。

これを企業に例えると、ずっとタイムカードでアナログな方法で勤怠管理してきた会社で、急に社長が「明日から勤怠管理はシステムで行うから!」と宣言したようなものです。

いわゆるワンマン社長で、「社長が決めたならしょうがないよね…」という雰囲気がある社内ならいいですが、そうでない場合は従業員からの反発が出てきます。

実際、私もちょっとこの勤怠管理大変だな…と思う会社の給与計算を担当していたことがあります。
ある時、会社の担当の方にそれとなく勤怠管理を変更することについて聞いてみました。
すると、以前にも社内で勤怠管理を変更しようという動きになった際、社員に猛反対され、話がとん挫した、ということを聞きました。
このくらい反発されること、あります。

いきなりシステムを導入することを決めて宣言するのではなく、まずは導入したいと思っている理由をしっかりと従業員へ話すことが重要です。
そして、反発する従業員の気持ちも真正面から跳ね返さず一度は受け止める。
何回も話し合いが必要になる可能性を忘れず、準備することが大切です。


✅注意②:まずは小さなテストから始める

作品内では、いきなり本導入から始まっていました。
もちろん現場は大混乱。
役所の偉い人も知らされていなかったようで、良く分からないけどなんかやらされている雰囲気がありました。

このように、いきなりシステムを実装、本稼働させるのは危険です。
使い方も分からないし、使わされる方も何のためにやるのか分からず、結局ただ仕事が増えただけ、という残念な結果になってしまう可能性があります。

まずは、社内の上層部や役職者だけを集めてテストから始めるのが良いです。
現在のクラウドシステムは初月は0円で利用できたり、有料だとしてもひと月何千円、何百円で利用できるものが多いです。

期待していたより使い勝手が悪いかもしれないし、想定していなかった問題点が出てくることもあるでしょう。
その確認のためにも、実際システムを利用する現場を知っている何人かで、試しに使ってみることをおススメします。

また、先に役職者でテストさせることによって、導入前後の従業員への説明時も役職者が行うこともできます。
最初はシステム操作方法が分からず混乱することが予想されますので、その時にきちんと操作レクチャーができるよう、役職者には事前にシステムの使い方をある程度知っておいてもらうほうが安心です。


✅注意③:反発勢力へのフォロー

作品内では、計画導入に反対する国は武力行使で国を滅ぼすという、とんでもないことが起こりました。

企業内でも、

「新しいシステムは使いたくない」
「アナログだからITなんて使えるわけない」
「絶対ただ仕事が増えるたけ」

というような意見も必ず出てくるでしょう。
不安な気持ちがあるのは当然のことです。

ここで「社内の命令なんだから従ってほしい」ということを真正面に伝えても、素直に受け止めてもらえる可能性は低いです。

「新しいシステムは使いたくない」
→どういうシステムか、なぜ使用してほしいのかを説明する

「アナログだからITなんて使えるわけない」
→マニュアル作成しておく、操作に困ったらこの人に聞く!という担当者を用意しておく

「絶対ただ仕事が増えるたけ」
→システムを利用することによって得られるメリットや便利さを図で説明する

このように、不安な気持ちに寄り添いフォローを続けていくことが大切になります。
不安な従業員の気持ちを置いてけぼりにせず、対話を続けていきましょう。


今回は、ガンダムから学ぶシステム導入注意ポイント3点をご紹介しました。
私の家族も仕事でシステム導入・保守の仕事をしているのですが、一緒にアニメを視聴していて「この導入は…失敗する…」と呟いていました。
やっぱりそう思うんだな~と、この後家族でシステム導入について熱く語りました笑

まさかガンダムを視聴してこのように思う日が来るとは、子供の頃の自分は思いませんでした。
アニメは大切なことを教えてくれますね。
そして、大人になってから見ると目を付ける場所が子供の頃と違うので、新たな楽しみがあります。

労務管理のシステム導入を考えているけど、まずは何したらいいんだろう?とお悩みの経営者様は、是非ご相談ください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました


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