狼コーヒー 中学生が0から入れる珈琲                  

僕は、もともと珈琲というものに関心を持っていました。なぜなら、珈琲に含まれている「カフェイン」という成分。これがあるから僕たち子供は飲んではいけないと言われました。では、カフェインとは何なのか。僕は何もわからないながらに、調べました。カフェインは眠気を覚ます効果があるそう。植物が眠気を覚ます効果を持つなんて普通に考えたらすごいことですよね。そして、それを飲もうと思った昔の人の度胸に僕は感心しました。

しかし、僕自身は珈琲が飲めません。わくわくの感情半面、がっかりしました。僕は考えました。 

ある日、家に帰るとお父さんの珈琲の豆が切れていました。おつかいを頼まれ、買ってくると僕はお父さんが珈琲を入れているところを見させてもらいました。コーヒー豆を12gスプーンではかり、「コーヒーミル」と呼ばれる豆を粉々にしてくれる道具で粉状にした後、お湯を沸かしてドリッパーと呼ばれるものにお湯を注ぎ、コーヒーを抽出すると詳しいところまで教えてもらいました。

僕が羨ましそうに見ているのを見て、お父さんは言いました。○○が珈琲を入れてほしいな。と僕は大喜びで次の日入れました。最初は薄いと言われましたが、だんだん上手になってきて一人で美味しいコーヒーを淹れられるまでに成長していました。

僕の珈琲はここで終わらず、自分で珈琲の豆から作りたいと思ったまでです。しかしここまでくると大掛かりなので、珈琲豆の元となる「生豆」という状態の物を安く買い、「焙煎」という工程を経てお父さんに売るまでになりました。

お父さんは最初は80円の珈琲からでしたが今では毎日飲んでくれて、毎月子供ながらに数千円も稼いでいます。

僕は毎日珈琲を入れるのが楽しみで、学校から帰るとすぐに焙煎して珈琲をお父さんに入れています。お父さんは喜んでくれていて、毎日80円手に入るなんて僕からしたら神のような存在でもあります。これからも珈琲に関するエピソードを1週間に一回ほど発信していきますので、見てくれたらありがたいです。


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