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※3「23歳年の差ふうふ、だってセロリだから」

皆さんこんにちは。
PNはごまぽんずですが、
今年の冬はもっぱらゆずぽんずにはまっている23歳年の差ふうふです。
料理の味付けに使ったり、シンプルにドレッシングで使ったり
いちいち ゆずぽんおいしい~!と
感激する彼女の反応が可愛い今日この頃。
昨日はすごい雪でしたね。
まだ雪も積もってて寒いし、
晩御飯はあったかい鍋をゆずぽんずで食べることにしようかな。

うちは家事分担的に料理はほぼ私。
ですがカレーとパスタだけは彼女の担当、となっております。
特にカレーは彼女のあのオーソドックスなやつが本当に好き。
次の日の朝「み、みずぅ・・・!!」ってなりながら
目が覚めてしまうくらい、味が濃いカレー。

時は戻って不妊治療を始める前年、
2022年の11月。
私はずーっとどぎまぎしながら過ごしていた。
彼女と過ごして7年。
今月から都内全域でついにパートナーシップ制度が利用できるようになった。
もしパートナーシップを申し込まれたらどうしよう!?
人生に一度くらいは「指輪ぱかーーん」されてみたいな、
的なことは彼女にぼやいたことあるし。

そんなサプライズまでは贅沢言わなくても
(ま、ぱかんやるのはどっちでもいいしね)
「うちはパートナーシップ、どうする?」くらいの話にはなるかなって思っていた。
だけど話題を振れども振れども
「導入されたねぇ~!いいことだねぇ~!」
みたいな話にしかなんないし、
え?待ってこれ、
うちの区でも導入されたら
当っっっ然パートナーシップ取ると思ってるの私だけ?

だって来年不妊治療始めようって話し合いもしてるのに、
利用できる制度は全部利用しよう・・ってことはイコールで
結ばれているんだと思ってたんですけど!??


パートナーシップなんて取っても特に変わることはない。
それが彼女の基本的なスタンスです。

確かにパートナーシップで社会的にできることは非常に少ない。
私だって婚姻制度利用可にすればいいのに、ほんと国って回りくどいことするなーって感じてはいる。

でもやっぱりね、分かりやすくはなったと思うんです。
「付き合ってます!」
っていうより
「結婚(事実婚)してます!」
みたいに提示できる方が「あぁ!」ってなるもんだしね。

実際私が妊娠して母子手帳を取りに行った時、
「うち、パートナーが女性で、女性同士で子育てする予定で・・」
と言いながらパートナーシップ宣誓書のコピーを見せたら結構スムーズでした。
なるほどですね~!みたいな。

これで結婚もできるようになったら、
かなりハードル下がるんでしょうね。
うちはかなり年が離れてるんで
相続関係とかも不安がありますけど
パートナーシップではカバーできませんし
もう少しどうにかならんもんかなと願ってます。
苗字とかは有無を言わさず別姓なのは楽ですけどね。
(私も彼女も夫婦別姓推進派)


そう。だから、私たちが異性カップルと違うのって
やっぱあくまで「社会的な部分」で、
「ふうふ」として生活するときの悩み―
2人の人間が暮らすときに発生する悩みや葛藤って異性だろうと同性だろうとあるし。
内容は細かく言えば違うんだろうけど
「お互いの育ってきた環境が違うから意見のぶつかり合いが起こる」セロリ的なことは
皆様経験されているのときっとほぼほぼ同じなんですよ。

時々言われますけど
「”女同士だから”生理の辛さも共有できて楽そう!!」
「”女同士だから”妊娠出産の辛さにも寄り添えて楽そう!!」
「”女同士だから”家事育児も2人で出来て楽そう!!」
その他
メイクも服も一緒に選んだり楽しんだりできて楽しそう~!だの
服とか一緒にきれて楽しそう~!とかだの
あげく趣味もあうでしょ~!とかね。
そういうのが女性同士のお付き合いへのイメージなんでしょうね。
同性というカテゴリーなんだからさぞかし理解しあえて気が合うんだろう、みたいな。

いやいやいやいやいやいや
ぜんっぜん!!そんなことないですう。

だって
彼女はボーイッシュ、身長170センチ、スポーツ大好き、料理しない、青が好き、衣類はメンズ。生理の時でも10キロ走れる生理痛知らずタイプ。音楽の趣味は洋楽。好きなタイプはビヨンセ。理系。

一方私はフェミニン、身長155センチ、スポーツ苦手、料理好き、ピンクと赤が好き、衣類はレディース。PMSも生理痛生理不順あり生理前後地獄タイプ。音楽は邦楽派アイドル好き。好きなタイプはアジアン系美女。文系。

加えて23歳の年の差ですよ。
同性で飲酒好き、犬好き以外は共通点ほぼゼロ。

生理の辛さの共有=できません!
服の共有=ございません!
家事の分担=ございますけど理解があるとは言えません!
(苦手な彼女に私がイライラしてしまうんです。。良くないね)

それから
「妊娠出産の辛さへの寄り添い」
こちらですが、、、
多分、同性か異性かとかっていうざっくりした簡単な区分けじゃなくて

「妊娠する側」or「妊娠しない側」
「子供が欲しいといいだした側」or「子供が欲しいと言われた側」
みたいな立場の違いからのずれな気がしてて。
そんで、上記は異性だろうと同性だろうと起きるので。

よく異性のご夫婦の妊活・妊娠漫画で

「タイミング法当日に旦那が飲んで帰ってきて(要は予定を合わせてくれなくて)タイミングが取れなかった」
(※タイミング法=排卵日を特定して妊娠の可能性が高い日に性行為に及ぶこと。異性カップルさんはだいたいまずこちらから妊活スタートすると思います。)

「妊娠してつわりなのに家事に協力的じゃない」

「産んで欲しいと言われたが10か月妊娠するのは女性の私なのに簡単に言わないで欲しい」

「お母さんが主体になって育児はするものだと思い込んでいて自分は主体になってする気がそもそもない」
(「協力する」という言葉への不満。いくめんってことばおかしくない?等)

とかとか。
「妊娠しない側」である男性の妊娠出産に対するイメージの薄さっていうんですか?それが描かれてて奥様が大変な思いをしてる、みたいなの多くありますけど、

こちら私たちレズビアンふうふ間でも似たことは全部起きてます。。。




(長くなってきたので続きは次回)


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