嘘で固めた復職への道
私がうつ病と診断されてから14年。
今も自宅療養している。
うつ病と診断された為、休職した。
2年間の猶予があった。
始めは全く動けなかった。確か。
(その時期の記憶がすっぽり抜けている)
何ヶ月かして、少し良くなって、会社の医者(産業医という。なんで産業医という名前なのか謎)と面談した。
産業医は、復職の条件として、2週間の間、つまり10日間、朝の9時から17時まで図書館で過ごすこと。
そんな条件を出してきた。
無理に決まってる。
1日だけ、いや半日だけ図書館に行けたが、それ以上もたなかった。
図書館でスーツを着て、人の目が気になって、まるで拷問のようだった。
案の定、無理だった。
そしてまた、自宅療養が続いた。
もうすぐ2年が経とうという頃、最後のチャンスとして、何度目かの図書館チャレンジをした。
なんとしてでも復職したかったので(その道しかないと思い込んでいた)、図書館に居ることにして、最寄りの新宿の漫画喫茶に行った。
しかし、漫画喫茶にすら、半日も居られなかった。
そして、残りの半日を公園と映画館で過ごした。
なんとか嘘で塗り固め、復職を果たした。
復職1日目、何とか朝から夕方まで仕事らしき事をした。
しかし、翌日の朝、動けなかった。
全く動けなかった。
そして、退職した。。
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