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100倍、身につく国語力(92)デジタル化篇

❤小~高校生と,母親向けのレッスン

  (1年間で国語力の悩みが解決できる!)

デジタル化編 ④
 
【デジタル化から見た日本語】
 
(4) 気になる教科書のデジタル化
 (その2)

 文科省は、将来このような子どもの
タブレット症候群が出た場合に、「今後
時間をかけて検討します」というような
疑問に、どんな責任を取るつもりなので
しょうか。こいういうお役人の発想では、
「 はじめに結論ありき」として対応して
いただきたくない
のです。
 
 そういう状況を知ってか知らずか、
科省の骨子案を見ても、このようなデメ
リットにはほとんど触れられていないの
です

 もちろん【健康面への配慮】という
項目はあるにしても、「授業時間の見直
しや、デジタル教科書を見る時間の考え
方、目と末端教の画面との距離などに
ついて考える必要がある
、云々(うんぬ
ん)」と指摘している程度で、抜本的な
解決案はほとんど示されていないよう
です。特に、成長期の子どもの目への
影響は、真剣に考えてほしいと思います。、


 学校側としても、政府側の指示に面と
向かって、反対することはできないため
に、ズルズルと文科省の方針に従わざる
を得ず、結局は教師の業務負担が増える
だけになる
かも知れません。この問題は
どこかで歯止(はど)めをかなければ、デジ
タル教科書の計画が、政府案通りに推し
進められていく恐れがあります。
 
 私の個人的な考えでは、文科省が紙の
教科書を、一律にデジタル化する計画を
推し進めるのであれば、それを本当に
必要とする対象を選び、指導する生徒に
限定する方針にしてほしいと思います。
 
 例えば、外国人子弟、帰国子女、補習
を必要とする生徒などで、生徒の心身の
状況や、学習能力に応じて使用するのを
最優先に考えるべきだと思います

 なお、デジタル教科書の使用について
は、「テレビの学校放送の充実化をはか
り、それを全てデジタル化して、学校が
独自の裁量(さいりょう)で新しい教科書を
使用できるようにする」というアイデア
を採用するのも、一つの方法だといえま
す。
 
つまり、学校側としてはあまり行政サイ
ドの思惑に、振り回されるのではなく、
授業の遅れた生徒や、身体に障害のある
生徒等に対して、デジタル教科書を使用
するという方針に切り替えることを薦め
たいのです。
 
 ❤このようにすれば、クラス全体
  が一斉授業でデジタル教科書を
  使う方針は大転換となるため、
  現在の骨子案はかなりの見直し
  が必要となるものと思われます。
 
アナミズ (2024.05.13)

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