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Mensaって。。。?!

世界中の人口の、知能指数が上位2%を占める頭脳集団を指す言葉とは別に、イタリアではカフェテリアという意味合いを持つ。
ペルージャ本大学の生徒と、私たち外国人大学生徒も利用できる、とても広く、窓からの明るい自然光の入る学生食堂。

その学食の前で、サルヴァトーレが、少しはにかんだ笑顔で待っている。
携帯電話がまだ無かったその頃、約束の時間と場所を、ちゃんと覚えておくのはとても大切。

私たちはお互いの外国語、英語で会話をする。 
彼は日本に興味があり、私にとって、彼はイタリア語の先生。

ひと皿ずつその度盛ってもらい、次にいく。 
第一の皿はパスタ類。
第二の皿は、肉類やモッツアレラチーズ、、これが第二の皿だとは思わなかった。 女子学生の中には、ランチはこれだけ、という人もいた。

ここ中部イタリア、ペルージャでは、残念ながら魚はあまり出てこない。 塩漬けした鱈を調理したものが、たまに出てくるくらいだった。
他には、パックになった牛乳や、ヨーグルトがあったと思う。 私はいつもお気に入りのコーヒー味のヨーグルトを食べる。 無い時は、ちょっとわたしは不機嫌になる。

ごく稀に、誰かがお皿を落として、バリーン、ガチャ―ンという音が聞こえたら、愉快なことが起こる。 
♫ハッピーバースデートゥユー♫ のメロディーで、直訳すると、’君におめでとう’と、誰かが歌いだす、そしてそれが過半数の生徒の合唱になる。 ちなみに、お誕生日には、全く同じ歌詞でお祝いする。
🎶’Tanti auguri a te🎶(タンティ アウグーリ アーテー)

トマトソースベースのパスタソースも、もちろん本場、大変美味だけれども、一時期、日本人同士でモッツアレラチーズを和風に食べるのが流行った。

日本から持ち込んだ、小さな瓶に入った貴重なお醤油を数滴、つけて食べると、ミルクの旨味ある甘みと、万能調味料、お醤油の塩味がうまく融合して、とっても美味しい。

わさび醤油、、までいってしまうと、すっかり和風になる。 モッツアレラチーズのお刺身だ。 これも美味。。

お醤油の香りは、お刺身を無性に食べたくなる衝動をかき立てる。。
大豆と塩から、こんな素晴らしい調味料が出来る技術はミラクル❣

毎回、楽しくて、美味しくてお腹がいっぱいになったメンサを後に、食後のお散歩をしましょう☆




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