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140字小説『気だるげsmoking』

夕方に近い、まだギリギリ昼。
「…寝すぎた」
ベランダに出て煙草を吸う。
昨日、会社を辞めた。
やっとパワハラ上司とオサラバだ。
寝る時間があるなら愛想笑いの練習しろ、なんて。
ふざけんな、ばーか。

財布を持って外へ出た。
ご飯作るの面倒だけど、あいつが来る。

もう上司じゃない。
ただの、私の。

男。

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