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自分が辛いと思ったら、辛いでいい

海外暮らしを始めると、
働く必要もなく、(むしろ働けない)
夫からの口出しも特になく、
自分の好きなことができる環境が、待っていた。
一見すると、とても恵まれた環境。

でも、夫からの口出しがないからといって、
自分の稼いだお金ではないお金を、生活費以外のことに
使用するのは、気が引けるし、
何より、仕事を失ったことで、
少なからず得られていた社会とのつながり、貢献感が
まるっきり失われて、何をしたらいいのかわからなくて、
とてもとても辛かった。
けど、辛いと口に出せなかった。
ブラック企業で死にそうに働いているわけでもなく、
食べるご飯に困っているとか、
いじめられているとかでもなく、
この辛さに共感してくれる人はいないと思っていた。

でも、今ならわかる。辛さの度合いなんて周りと比べるもんじゃない。
環境がどうとか、関係なく、
自分が辛いと思ったら、辛いでいい。
人によって、感じ方は違うんだから。

結局、私の場合は、
その辛さがつのって、夫に泣きながら打ち明けることになった。
夫は、その辛さを分かってくれようとしてくれて、
私の心も落ち着いて、その辛さと向き合えるようになった。
けど、もう少し早く打ち明けられていたら、
苦しい時間が減ったんじゃないかなと思っている。


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