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気付いた日


この数か月、常に苛立ちと孤独感があった。
周りの人にイライラしたり、思うように進まないことにイライラしたり、
とにかく苛立っていた。
そんな自分に嫌気が差して凹んだりもした。
本を読み、映画を観て、心を落ち着かせる努力をした。
睡眠をよくとった。野菜もちゃんと食べた。
とにかく生活を整えること、心を整えることに集中した。
けれど、何をしてもなんとなく気が晴れない。楽しくない。
「ああ、もしかして軽い鬱なのかな」なんて思いながら日々をやり過ごす。
でも、そんな月日もある時フッと、こんな風に思うようになった。

孤独を感じるのは、周りの人の優しさに、
自分が気付けていないだけ。

物事、思うように進まないのが人生。
想定外のことが起きたときこそ、人は試される。
そういう状況の時、その人の本性が現われる。
感情にコントロールされているようではまだまだ未熟。
感情をコントロールする側になろう。


そんなことを意識するようになったら、
少し気持ちが落ち着いてくるようになった。
誰かの言葉なんだと思う。
今まで読んだ本や著名人の言葉の一つ一つが、
自分の心の奥にちゃんと残っていた。
琴線に触れた言葉って、ちゃんと刻まれているんだね。

モノの見る角度を変えると、正反対になることがある。
変わったのは友人じゃなく、私だったとしたら?

そんなモノの見方をした瞬間、ハッとした。

周りにいる人を大切にしよう。
優しい人間でありたい。
正しいことを言うことは気持ちがいい。
けれど、正論など誰もがわかっているわけで。
正しい言葉より、優しい言葉をかけられる人間に、
わたしはなりたい。



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