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演劇ドラフトグランプリ👊

2022年6月14日…現地にて観戦?観劇?してきました!

当初、4チームが演劇で競う…場所は日本武道館
という情報を見たので、

「1時間半くらいの演劇が4本くらいあって、それぞれ間に30分くらい休憩入る感じかな?
 朝から晩まで公演するのかな~?
 1日中武道館で演劇見られるってすごくないか?」

と楽観的に思い、チケットを取った…ら、ルールで1チーム20分だった(笑)
そりゃそうだw
フツーにマチソワするだけでも、体力持っていかれるのに、
4公演も見たら、どんなに面白くても観客の方が疲労するねwww

余談はさておき、当日。武道館。
ステージがどうやって作られるか?わからなかったので、会場入って目に入ったど真ん中に作られたステージにワクワクした!
いいよね~円形劇場みたいで。
どこの座席から見ても、見やすさが一緒なことがとても良き。
今回のコンセプト(投票があること)を考えてももちろんだし、この360度に観客ありの劇場を各チームどう演出をつけて来るか?想像してまたワクワクした!!
オープニングとエンディング(開会式と閉会式?)を見てもそれを感じた。
なぜかというと、各チームの立ち位置を逆にしてくれていたからwww
みんなが推しをきちんと見られる配慮がされている…素晴らしい…と思った(合掌)

さて本題、各チーム20分間の公演
正直、こんなにもテイストが違う形の4公演見られるとは思ってなかった…。
いち観客にそういう感情が生まれたのも、この企画ならではかと。
簡単に素人感想が以下から。

①ID Checkers
1番手にふさわしい、シンプルな演劇。
シンプルだからこそ、個々の演技が皆とても光っていて、感情が伝わってきてぐっとくる。
題材もとっつきやすい高校球児ものかな…?と思っていたら、謎の赤マントとの対話が発生。
自分との戦いになるのも、起承転結的に面白かった。
審査員のどなたかも仰っていたと思うのですが、主人公が誰なのかが理解できるまでに時間がかかり、物語に入り込むのが遅くなってしまった感。
ラストの韻を踏んだ言葉が続いていく演出がリズムがよく美しくて、冒頭の演出にきれいに集約されいたことを感じられたのが、とても面白かった。

②劇団『打』
2作品目で、見事に毛色が違う哲学的な作品で攻めて来たな…と。
林檎…からの正解…アダムとイブの世界創生的な…イメージ…なのか…?とずっといろんなことを考えながら観てたけれども、情報が追いきれなくて考察できなかった。
もう少しゆっくり時間を推移させて1時間半くらいの尺で、小劇場で見てみたい演目だったかもしれない。
トリック?であった別の人に見せかける…というのも、あの大きな会場でモニターがあっても些かわかりづらくもったいなかったかと。
とにかくわりと血みどろ?な話であったので、狂気じみた美しい顔の面々がモニターで大アップで映るたびに、「おおお…(語彙力w)」と思いながら、いろんな心を持っていかれる瞬間があったのは事実。

③超MIX
3番手、名前の通りMIXされている演目な印象。
演劇とダンスと融合されている感じ…役者さんの個性を活かしきっている作品で、こういう作り方もあってこういう演劇もあるんだな…と目新しくて面白かった。
ダンスでフォーメーションチェンジしながら、舞台正面変えていくのも、四方にいる観客への見せ方が考えられていたのも良かった。
ただ一つ…最後の方まで見ていて考えて直してしまい…「これテーマなんだったっけ?」と。
神と人…神が日本の神々であったのもあって、和風な衣装がダンスで舞い上がるのもとても美しい作品でした。

④劇団『ズッ友』
ラスト4番手で、正統派が演劇が帰ってきた。
テーマ地図でこの題材、知っている人も深く楽しめ、知らない人にもとても分かりやすい描かれ方をしていたのが何よりも良かった。
印象的だったのは主役は確かにわかりやすく存在しているけれども、後の4人もとても魅力的なキャラクターで存在していたこと。
あと笑いのエッセンスをほどよく的確に入れて、観客を楽しませることができていて、これが本当に素晴らしかった。
何よりもラストの、舞台中一面に大きな地図がふわっと舞い上がり広がった瞬間…とても感動した。
武道館の舞台の空間を活かしたとても素敵な演出でした。

というわけで、結果は既に発表されているわけなので。
プロデューサーのお言葉をお借りするのであれば、「演劇に順位をつけることは無粋なこと」確かにその通り。
ただ今回この結果が出たことについては「その作品が心に刺さった人が多かった」まさにそれ。
あの瞬間、多くの人の心にわかりやすく、印象に残ったのがその作品だったということ。

演劇も小説も歌もその他もだけど、エンタメって、そもそも自分を表現することの一種ではないかと常々感じていて。
それが他人に伝わるか?刺さるか?ということを考え始めて制作することはになると、またちょっと違うのかな?とも。
これがビジネス絡むと、いろいろもどかしさもあるでしょうが…
たまにはそういったものに捕らわれずに、作品を作り上げてもらう機会があるのは良いかもですね^^

優勝旗にわりとお金がかかっているとの情報が!!!
ぜひまたドラフトから始めて、新しいチームを作って、第2戦が観てみたいと思っている…!!!

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