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脳と脊髄を守る盾! 髄膜の役割と疾患 とあるPTの勉強独りごつ

はじめに

今週も、独りごつ勉強を始めていきましょう。 今日は、朝から、出勤するときに事故、事故、事故のオンパレードな大阪の道は走ってきました。
脳みそフル回転で、注意散漫にならないように、気をつけて出勤。

本日の内容は・・・髄膜についてです。

私たちの脳と脊髄は、とてもデリケートな器官です。骨格に守られているとはいえ、衝撃や外部からの刺激に弱いため、三重の膜で厳重にガードされています。


それが「髄膜」です。

この記事では、髄膜の構造から役割、そして代表的な病気である髄膜炎や髄膜腫まで、「髄膜を簡単に」をわかりやすく解説します。

1. 髄膜とは? 脳と脊髄を包む3層の膜

簡単に脳みその絵です

髄膜は、脳と脊髄を包み込む3枚の膜の総称です。外側から硬膜、くも膜、軟膜の3層構造になっています。それぞれの特徴と役割を見ていきましょう。

1.1 硬膜:最外層の頑丈な盾

硬膜は、3層の中で最も外側にある厚く丈夫な膜です。骨膜と密着しており、脳と脊髄を物理的な衝撃から守る役割を担っています。頭蓋骨や脊椎骨と癒着しているため、脳や脊髄の位置を安定させる役割も果たします。

1.2 くも膜:脳脊髄液の揺りかご

硬膜と軟膜の間にある薄い膜がくも膜です。脳と脊髄をゆるやかに包み込み、その間にはくも膜下腔と呼ばれる空間があります。この空間には、脳や脊髄に栄養や酸素を運ぶ脳脊髄液が満たされています。

1.3 軟膜:血管や神経を包む繊細な膜

軟膜は、脳と脊髄に密着した最も内側の膜です。血管や神経を包み込み、栄養や酸素を供給する役割を担っています。また、脳脊髄液と直接触れるため、脳脊髄液の産生や吸収にも関与しています。

2. 髄膜の役割

髄膜は、脳と脊髄を守る盾としてだけでなく、様々な重要な役割を担っています。
* 物理的な保護: 外部からの衝撃や振動を吸収し、脳と脊髄を損傷から守ります。
* 脳脊髄液の産生・吸収: 脳脊髄液を産生し、脳と脊髄を栄養するだけでなく、老廃物や余分な熱を排出する役割も担っています。
* 免疫機能: 免疫細胞を介して、脳と脊髄を感染症から守ります。
* 脳のクッション: 脳脊髄液を介して、脳にかかる衝撃を吸収し、脳を保護します。

3. 髄膜炎:脳と脊髄の敵

髄膜炎は、髄膜に炎症が起こる病気です。ウイルス、細菌、真菌などが原因で起こり、主な症状は、頭痛、発熱、嘔吐、項部硬直などです。重症化すると、命に関わることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。

3.1 髄膜炎の原因

* ウイルス: ウイルス性髄膜炎が最も一般的で、エンテロウイルス、ムンプスウイルス、麻疹ウイルスなどが原因となります。
* 細菌: 細菌性髄膜炎は、髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などが原因となります。
* 真菌: 真菌性髄膜炎は、まれな病気ですが、クリプトコッカス、カンジダなどが原因となります。

3.2 髄膜炎の症状

* 頭痛: 髄膜炎の最も一般的な症状です。発熱と共に現れることが多いです。
* 発熱: 38℃以上の高熱が数日間続くことが多いです。
* 嘔吐: 頭痛とともに嘔吐することがあります。
* 項部硬直: 首を前に倒すことが困難になる症状です。
* 意識障害: 重症化すると、意識障害やけいれん、幻覚などが現れることがあります。

3.3 髄膜炎の治療

* 原因菌による治療: ウイルス性髄膜炎の場合は対症療法が中心となりますが、細菌性髄膜炎の場合は抗生剤による治療が必要となります。
* 対症療法: 頭痛や発熱に対しては、鎮痛剤や解熱剤が処方されます。
* 安静: 十分な安静を保つことが重要です。

4. 髄膜腫:脳にできる良性腫瘍

髄膜腫は、くも膜にできる良性腫瘍です。脳腫瘍の中では最も頻度が高く、全体の約25%を占めます。女性に多く、40~60歳代に発症することが多いです。

4.1 髄膜腫の原因

髄膜腫の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な要因や放射線被曝などが関係していると考えられています。

4.2 髄膜腫の症状

髄膜腫の症状は、腫瘍の大きさや場所によって異なりますが、以下のような症状が現れることがあります。
* 頭痛: 慢性的な頭痛が最も一般的な症状です。
* けいれん: 腫瘍が脳を圧迫すると、けいれん発作が起こることがあります。
* 麻痺: 腫瘍が脳神経を圧迫すると、麻痺や筋力低下などの症状が現れることがあります。
* 視力障害: 腫瘍が視神経を圧迫すると、視力障害が現れることがあります。
* 認知機能障害: 腫瘍が前頭葉などの脳機能に影響を与える部位に発生すると、記憶障害や集中力低下などの認知機能障害が現れることがあります。

4.3 髄膜腫の診断

髄膜腫の診断には、MRIやCT検査などが用いられます。これらの検査で腫瘍の大きさや場所を確認します。

4.4 髄膜腫の治療

髄膜腫の治療法は、腫瘍の大きさや場所、進行度、患者の年齢や全身状態などによって異なります。
* 手術: 腫瘍が小さい場合は、手術で摘出することが可能です。
* 放射線治療: 手術が困難な場合や、悪性度の高い腫瘍の場合は、放射線治療が行われます。
* 薬物療法: 腫瘍の増殖を抑制する薬物療法が行われることもあります。

5. 髄膜の健康を守るために


髄膜の健康を守るためには、以下の点に注意することが大切です。

* バランスのとれた食事: 脳と脊髄の健康維持には、バランスのとれた食事が重要です。野菜や果物、魚などを積極的に摂取しましょう。

* 適度な運動: 適度な運動は、血行を促進し、脳に酸素や栄養素を供給するのに役立ちます。

* 十分な睡眠: 睡眠不足は、脳の疲労につながります。毎日7~8時間の睡眠を心がけましょう。

* ストレスを溜めない: ストレスは、免疫力を低下させ、感染症にかかりやすくする可能性があります。ストレス解消法を見つけて、上手にストレスを解消しましょう。

* 紫外線対策: 紫外線は、皮膚がんだけでなく、髄膜腫のリスクを高める可能性があります。帽子やサングラスを着用し、日焼け止めを塗るなど、紫外線対策を徹底しましょう。

* 定期的な検診: 髄膜炎や髄膜腫は、早期発見・早期治療が重要です。定期的に検診を受け、早期発見に努めましょう。

まあ言うなれば、健康に過ごすことが大切であると言うことですね。

まとめ

髄膜は、脳と脊髄を守る重要な役割を担っています。髄膜の健康を守るために、生活習慣に気を配り、定期的な検診を受けましょう。

またあくまでも私は医者ではありませんし。本、参考書などをまとめたに過ぎません。

あくまでも情報提供を目的としたものであり、医療診断や治療に代わるものではありません。髄膜に関する症状でお悩みの方は、必ず医師にご相談ください。

脳の膜だけでも膨大な情報量ですので、私も学生の頃は、かなり時間をかけて勉強をしました。細かく調べれば調べるほど、リハビリに生かされるか?ってことでもありません。理学療法士として知っておくべき情報だけでいいと思います。

医者の治療領域はさらっと・・・
理学療法士がリハビリで知っておくべき情報は詳しく。

勉強は気軽にやるのが一番です。

学生の皆さんのノートまとめの情報として役になったら嬉しいです。

脳以外の勉強独りごつシリーズも増やしていこうと思いますのでお楽しみに。

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