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#御朱印
vol.20 大阪・豊国神社
「どうして、いつも裏口にたどり着いてしまうんだろうね」
「いつも同じ方向から来てるからやん。そら、同じところにしかたどり着かんやろ」
「なぜ違う道を行こうとしないんだろうか」
「お喋りに夢中やから違う?」
行き慣れてしまうと、足が勝手に向かう。喋っているとその慣れに気づかないまま進んで、当初の思惑とは別の道を進んでしまっている。なんて、ざらにあるものだ。
「なんやったら、ここから表門行ける
vol.11 清水寺
今日は未久の誕生日祝いに、未久がずっと行きたいと言っていた、清水寺に来ていた。
といっても、今はまだ、坂の途中。賑やかなお土産店に挟まれている。外国人の観光客や、中学生らしき集団に道を塞がれている状況だ。
横で未久が歓声をあげる。また、お店の前で止まってる。
さっきは扇子の店の前で止まっていた。言ってくれれば良いのに。ただ立ち止まるものだから、振り返って居なかったときに驚かされるのだ。