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サッと身を引くのに憧れる私の気持ち


ある放課後、呼び出されたA。
呼び出したのは幼なじみだと思っていたB。
B:「好きです!付き合ってください!」
A:「ごめん、そんなふうに見れない」
B:「そっか、、、わかった。じゃあこれからも友達としてよろしく!」


こういう少女漫画(に限らないかもしれないけど)あるじゃないですか。BがAに振られたけど、きれいさっぱりした感じでその場面が終わる話。

私はこういう引き際に憧れがありました。切り替えがスッとできる感じ。逆に1回相手に振られて砕けているのに、まだ相手の気持ちを引き付けようとする行動はしつこくていやだなという印象でした。

でも一見綺麗そうな引き際って何のためにあるんだろうな、さっぱり終えたい自分はどんな思いを持っているのかな、と急に思ったので、少し解像度を上げていきます🔍


先ほどの少女漫画シチュエーションに大きく影響されたであろう、相手と合意ができない時の自分の理想の引き際の条件を考えてみると…

①相手の結論に対して「グダグダ」言わない(食い下がらない)
②相手のことを思う
③これからも接しやすい関係でい続ける

さすが理想というだけあって、なんかよさげな条件が出てきました。一つ一つこの裏側にある自分の気持ちを考えてみます。

私の理想

①相手の結論に対して「グダグダ」言わない(食い下がらない)

「グダグダ」と「ロジカル」を混同している自分に気づきました。ロジカルに話そうとしたら、ある程度文章って長くなると思います。いつ、なぜ自分がそう思ったかを明らかにしたら、話は自然と長くなる。

っていうのと、「グダグダ」の違い。私にとってのグダグダは筋が通ってないんですよ。論理が飛躍してる、とか。同じこと繰り返す、とか。一生懸命なのはわかる。うん。わかるんだけども、ただ食い下がって相手の気持ちを無視して一方的に自分の気持ちをぶつけることって、周りが見えてなくてかっこ悪いんじゃない?って思ってました。

自分がグダグダ言って相手の時間を奪うくらいなら、最初から相手の望みを受け入れてサラッと流した方が自分の印象もいいだろう、という魂胆です。

でも意見が異なる相手と話す機会なんてたくさんあるし、そこで自分の意見を聞いてもらうためには理路整然と話せる力が必要で。自分が「グダグダ」になりがち+苦手とするが故に自分に対しても相手に対しても「話が長い」だけで敬遠していました👀

②相手のことを思う

これは「相手の幸せを願う」とか言っときながら、実際は自分が傷つくことから逃げてるだけです。「相手の幸せを願う」とか、耳触りがいい言葉。自分のことよりも相手のことを思いやっている感じがするから。でも自分の奥底にあるのは、んな高尚な気持ちじゃないんですよ。「相手の幸せを願う”自分”」が好きなんです。「相手の気持ちを第一に考える私、いい人だわー!」って。思いやっているふり、で終わってるのです。

自己陶酔に浸る余地を残す自分👀、、、知りたくなかった(笑)

③これからも接しやすい関係でい続ける

これは現状維持に終始する自分を表していました。今まで築いた関係が壊れるのが怖くて。嫌われるくらいなら人との衝突や告白すらも「なかったこと」にしてしまいたいから、これからも"変わらずに"よろしく、って言ってしまう。

嫌だったことをそのまま受け止める勇気がなくて、出来事そのものをなかったものとしてしまうこと。これってもったいないなと思っていて。自分が「今」思っていることと、これから時間が経って振り返ることって全然違うから。今は失敗・恥って思う部分もきっと何かの糧になる。だから現状を少し変えてみることが必要じゃないかな。いい方に転がろうが悪い方に転がろうが。

逃げるな!私!

まとめ

こうやって整理してみると、相手にとって都合のいい人でいることに憧れていたのかもしれない。いかに他の人からどう思われるか、が気になっていたかが滲み出ますなぁ。

別に今まで書いてきたようなこと全てが悪い、とか思ってるわけではないです。ただ、恋愛に限らず人とぶつかった時に、自分の意見を伝えることなく極端に避ける性質がある、人からどう見られるかを気にしている。今の気持ちに引きずられる部分があるのかもなという気づきがあったので、今回書いてみました!

今の自分にとってはこれらを課題だと思っていますが、自覚できたことに意味があると思います。今後「これでもいいじゃん!」と思えたらそれはそれでいいと思います💮