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初体験(自分の)

 こんばんは、乙訓野添です。仕事始めって、実はあまり仕事ないんですよね。たっぷりあっても困りますが。

 さて、余談で随分と間が空いてしまった「彼女いない歴=年齢、脱魔法使い」伝説の続きです。ちなみに、直近のシリーズ最後の記事はこちらです↓

 メル友大作戦のおそらく一番最後に会った人。その人が魔法使い卒業の人となりました。もう随分昔の話なので、あまり細かいディテールは覚えてないのですが、ぶっちゃけ可愛くなかったのは覚えています。あと、やたら腹が出てたな。太鼓腹。まぁ、自分だってスリムではないので、その点はあまり文句は言えません。正味の話し、消化試合のつもりでした。だって、10連敗くらいしてましたから。
 しかし、継続は力なり、でしょうか。帰りの電車のホームで付き合う事が決定。その途端、その人が急に彼女らしく、ボディータッチが増えた事にちょっと驚きました。彼女出来るって、こういう事なんだな、と感慨深く思いました。
 その後もラブラブなメールのやり取りを続けて、とうとうその「彼女」がウチにくる日が来ました。今から考えたら、あんな古くて汚い木造モルタルのアパートに呼んだな、と思いますが、「男の一人暮らしが見たい」というリクエストがあったからでした。出来る限り掃除して、カーペットも新品に替えた様に覚えています。

 で、彼女がウチにやってきた訳ですが、そこで衝撃の事実を知らされます。というのは、

「私のうち、こういうのやってるの」

 と、とある政党を持ってる宗教団体のチラシを見せられました。うわぁっちゃ〜〜!やられたかー! そういうのは、もっと早くに言ってよね〜〜! しかし、その後に待ってるであろうムフフな時間のために、土俵際で堪えましたよ。性欲はいろんなものを凌駕するのです。その彼女も、自分ちの宗教に誘い込む気はなかった様なのですが、時々、こうした地雷が出てくる事もあるので、男には勇気を試される瞬間がある事を知りました。
 脱魔法使いは、まぁ、実に普通に、ただ自家発電歴が長いとなかなかイケないとか、思ったほど気持ちよくないとか、初体験でよく聞く話しを体験しました。まぁ、暴発するよりはマシだったかな、と。

 さて、その後もお付き合いを続けるつもりでいたのですが、何をどうしたのか、その直後に風邪を引いてしまって、39度以上の熱が出てしまいました。仕事にも行けない有り様で、初体験で使ったベッドで寝ていたのですが、その間にも彼女からメールが来ます。一応、応えていたのですが、しんどいのです。
 ところが、相手にはそれが「やるだけやったら、興味が失せた」様に見えた様です。そんなつもりは全然なかったんですけど、あまりに棘のあるメールがくる様になって、しんどいのも相待って、

「結局、体が目当てだったんだね、もういいです」

 と来たのをこれ幸いに。「ああそう」と返して、それっきりになりました。

 この後も、物をなくしたり怪我したりと、色々不幸があったのですが、ある日、カバンの中を漁っていると、その彼女から貰った何かの券が出てきました。一応、何かの価値がある奴だったみたいで、職場のおっさんが欲しがったのであげました。
 ところが、その日の職場の交流会のあと、そのおっさんが全員から預かっていた会費をどっかに失念してしまう、という事故が起こりました。自分は咄嗟に、元彼女の呪いがあっちに行ったんじゃないか?と訝しく思いましたが、黙ってました。そして自分の方は、それ以降、何の不調も事故もなくなりました。最後は結構オカルトな終わり方でした。

 今回のnoteはここまで。付き合いから終わりまで2週間という短い間に、いろんな初体験がありましたw いいねやコメント頂けると励みになります。最後まで有難うございました。


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