紅茶を楽しむ
行きつけの美容院に可愛らしいチラシが置いてあった。
この近所に本格的な紅茶の店が?
住宅街の中にあるその店舗は2階建ての素敵なお宅の一角にあって、週3日だけ開店。
紅茶好きが高じて販売を始めたという女性店主。
『ミルクティーが好きなのです…どの茶葉が良いですか?』と私が訊ねると、産地や茶葉の種類そして美味しく淹れる方法を詳しく教えてくれた。
茶葉は高級だから必ずしも美味しく淹れられるというわけでなく、淹れ方にポイントがあるそうで、ティーポットが無くてもOK。(大きめのティーポットがあれば尚良し)
あらかじめ温めておいたカップにお湯を注ぎ、その中に茶葉(ティーバッグ)をやさしく入れて、直ぐに『蓋をして蒸らす』こと…これが美味しさのポイントだとか。
女性店主は『もっと気軽に様々な産地の紅茶を日常的に楽しんでほしい。マグカップでもしっかり蒸らせば十分に美味しくなりますよ!』と話していた。
アッサムティーや季節のフレーバーティー数種類を購入した私は、それから気軽に紅茶を飲むようになった。
茶葉の購入と同時期に、イニシャル入りマグカップ(蓋付き)を友人からプレゼントされたことも、気合を入れず気軽に淹れられるキッカケとなった。
紅茶にはポリフェノールが豊富に含まれていたり、体を温めてホッとさせるようなリラックス作用があるらしい。
コーヒーは午後3時頃まで。それ以降の時間は紅茶やハーブティーを飲むことにしている。
月1回くらいのペースで、ホテルのアフタヌーンティー好き元職場の同僚から『ここ予約したんですけど、ご予定いかがですか〜?』という連絡が入るので、ご一緒させていただく。
広々とした空間とゆったりした時間の中、宝石のような美しいスイーツと共に、大きなティーポットで提供される本格的お紅茶を存分に堪能し、贅沢で優雅な休日のひとときを過ごすのは至福。
今日は外出の予定だったが、全てキャンセルになった。
せっかくだから、おうち時間を楽しもう!
小腹も空いたので、久しぶりにスコーンを焼いてみた。
冷蔵庫にあったカボチャとクリームチーズそして白胡麻を入れた生地を丸く成形して並べ、180度のオーブンで20分程…焼き上がりの香ばしい匂いが漂ってくる。
紅茶は普段使いのマグカップ…だけど『蓋をしてしっかり蒸らす』ことは忘れずに!
庶民的な自作のスコーンを一口頬張って、温かいミルクティーをいただく。
これは日常の幸せ。
新学期の慌ただしさに忙殺されそうな時は、一旦ブレーキをかけることも必要。
ここで不要なコト・モノそして感情を手放しておく。
頭と心が満杯になった状態では、新しい風が吹いてきても…好調の波がやってきても…それに気づく余裕も受け取る器もない。
だからこそ意識して、自分の器を空っぽにしよう。
自分を大切に労ってあげよう。
日常のリラックスと非日常のリフレッシュ…このメリハリが私の活力。
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