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「努力家で同志社大学にも一般入試で合格」母・父が語る 片井裕貴被告の証人尋問【同志社アメフト部女子大生レイプ事件の裁判傍聴・現在・その後】




※本記事は、報道の他、裁判を傍聴した際の記憶とメモを頼りに書いたものです。書き損じの他、記憶違いで必ずしも正確でない可能性があり、真実性が担保されているものではないことはご承知の上、お読みください。


9月29日(金) 午前9時30分


傍聴席の抽選が予定されていたが、傍聴希望者は想定より少なく、無抽選に、88ある傍聴席のうち8割近くが埋まっていた。

弁護人席には、片井裕貴・山田悠護・牧野稜被告の姿と、それぞれの弁護人。1人だけ公判が分離されている濱田被告の姿はない。

検察側は2人。検察官と、もう一人は被害者の代理人弁護士だろうか。

事件概要

去年5月、同志社大学アメフト部の学生4人が、京都市内でナンパした20歳の女子大生を、うち一人の自宅に連れ込み強姦、その様子を撮影したとして準強制性交の疑いで、去年9月に逮捕、後に起訴された。

もっともこの事件では、確かにナンパを始めたのは主犯格とされる片井被告だが、その後、被害女性側が行きつけのバーに片井被告らを誘い、そこで女性側がテキーラを一気飲みするゲームを開始。片井被告の筋肉を触りたいと密着して横に座り、胸を触られるも嫌な態度はせず、後に、自ら泥酔したとの事情もある。女性の友人やバーの店員が「持ち帰ってもいいよ」「近くのホテルで4Pしたら」などと煽った結果もあり、片井被告らは女性を片井被告の家に連れ込み性行為に及んだ。途中で女性は覚醒し、動画を取られたことに怒っていたという。
また、当該バーで飲酒していた被告らは、ぼったくりバーではないかと怪しい雰囲気を感じていたという。

片井被告の母親の証人尋問

母親は茶髪まじりのショートカット。パンツスーツでスラっとしている。40代~50代に見える。

弁護人「まずは深呼吸しましょうか」

片井被告の母親が緊張しているように見えたのか。

彼女に深呼吸させた後、問いかける。弁護人は50代くらいの男性。優しい口調。

母「両親、本人、双子の大学生の弟の5人家族で、本人の見1人暮らしで、他の4人は自宅で暮らしています。」

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