北側の窓から入ってくる風は秋らしく涼しかった。日中はまだ刺さるような日差しもこの部屋の中までは届かないから窓のすぐ下で私は寝転んで読書。ひとり時間。風が心地よくて、つい、うとうと。そして思い出したようにまた読み始めて、ときどき「うーん」と伸びをする。猫みたく過ごした日曜の午後。

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