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[其の十八] 伊勢

神様お菓子、18品目です。
今回は私が伊勢で感じた雰囲気をお菓子にしてみました。
(『神様お菓子』、というよりは『土地?お菓子』ですね (^_^) )

伊勢プレート

色々な場所に行かせていただいたのですが、特に印象が深かった場所のお菓子を作って、ワンプレートにしてみました。

(右)水色のお皿は『内宮の五十鈴川』をイメージしたお菓子です。

内宮の五十鈴川

お皿はおはらい町で出会いました。このお皿を見た時に、このお菓子のイメージがおりてきました。
甘納豆(市販品)に、ゼリー液を流しこんで作っています。
甘納豆は川底のさまざまな石を、
ゼリーはきれいで清らかな川の雰囲気を表してみました。

(手前)次に米粉のロールケーキです。

『外宮の大木』

スポンジケーキに橘のシロップを塗り、ロールケーキにしてみました。
外宮では大きな木をたくさんみました。
その年輪を表したくて、本当はバームクーヘンに挑戦しようと思っていましたが…
ロールケーキにしました。
外宮の大きな木でもありますが、伊勢で感じた『あったかい人の輪』や、人の輪や想いが『広がり』『伝わる』といったイメージも込めてみました。

(左)2種類の丸いお菓子はオレンジ色が『アマテル様』、緑色が『トヨケ様』です。

(左)トヨケ様、(右)アマテル様

トヨケ様のお菓子は、外宮で感じた自然を表してみました。つくしをとじ込めた寒天、抹茶ようかん(市販品)、山芋ようかんの順になってます。
アマテル様のお菓子は、橘の皮を砂糖で煮たものをとじ込めた寒天、芋ようかん(市販品)、山芋ようかんの順になってます。
アマテル様から感じた『あたたかさ』を橘のオレンジ色や、芋ようかんの山吹色で表してみました。
そして、ふたつに共通する『白』は伊勢で感じた『白』です。

本当はかるかんを作りたかったのですが、かるかんは失敗してしまいました。
ですが、失敗したと思われたものは食べると『山芋のようかん(かるかん味のようかん)』になってたので、そのまま使いました。
お菓子を作っていて面白いのは、思ってもみなかったお菓子が出来た時です(о´∀`о)♪

(まん中)スノーボールクッキーです。お白石をイメージして作りました。

お白石

私が特に印象に残っていて、感激したお白石です。
スノーボールクッキーを石のように整形して、焼いて、粉糖をまぶしました。
材料は小麦粉と大豆粉を使いました。
私は米粉を使うことが多いのですが、電車の中で小麦の穂が青々と広がる風景を見たので、小麦粉を使いました。
ひとつひとつに人々の想いがつまったお白石。本当に今でも心に残ってます。


(左上)ゼリーです。

伊勢の自然

コノハナサクヤヒメ様のお菓子でもやりましたが、今回もそのやり方を使ってみました。
グラスの1番下は『あたたかさ』をイメージした橘のシロップのゼリー、上の様々な野に咲く花々は『伊勢の自然』や『豊かさ』を表してみました。
ゼリーから『豊かな水』や、伊勢の地からあたたかなエネルギーが沸きだすような雰囲気を表せていたらいいな、と思います。


(右上)くず餅です。

伊勢の方々、神様たち、「ありがとうございました♡」

このお菓子は帰りの新幹線の中で、「伊勢に行けたなぁ……ありがたいなぁ…」と伊勢のことを思いながら、ぼぉ~っとしていた時にイメージが突然おりてきました。
くず餅の中には、ハート型にぬいたピンクのういろう(市販品)を入れています。
「ありがとうございました♡」の気持ちを込めて、作りました。

今回はワンプレートでお菓子を盛ってみました。品数が多くて大変なところもありましたが、自分が伊勢で感じたことをこうしてお菓子で表せて、楽しかったし、嬉しかったです。自分が感じたこと、これからも大切にしたいと思いました。

伊勢の方々、伊勢の神様たち、本当にありがとうございました♡

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